ドラクエのダンジョンのような「大谷資料館」が圧巻だった|栃木旅
2024年6月栃木へ。
初めての土地だったのでどこにいこうか悩んでいたところ、地元の方に聞いてオススメされたのが「大谷資料館」。
大谷資料館があるのは栃木県宇都宮市大谷町。石の里「大谷」と呼ばれ、江戸時代中期から大谷石の採掘がはじまった地域です。
観光ガイドブックなどでなんとなくの雰囲気は感じていたものの、実際に行ってみると現実とは違う幻想的な空間の雰囲気に圧倒!
私が訪れたのが平日&早い時間だったからか、人が少なくゆっくり見ることができました。
大谷資料館の地下採掘場跡は、1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年をかけて大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間。その広さは、2万平方メートル(140m×150m)もあり、野球場がひとつ入ってしまう大きさとのこと。
第二次世界大戦中は地下倉庫や軍事工場として利用、戦後は政府米の貯蔵庫として利用されていたそう。
私が訪れた6月の外気温は28℃ほどだったかと思いますが、坑内の温度は11℃。薄い羽織ものがあってもいいぐらいの涼しさです。
大谷石は火山灰等が堆積してできたため、軽い・火に強い・加工しやすいという特徴があります。そのため、建築資材として多く使われてきました。宇都宮駅前にある「餃子像」も、この大谷石で作られているようです。
栃木県「大谷資料館」、写真ではその魅力がすべて伝わらないので、ぜひ実際に足を運んでもらいたいスポットでした。