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夢じゃない話 FPOEM

 自分の殻を持たない
 かたつむりにはなれない
 わたしの
 蛞蝓
 
 無数の針の雨がふって
 なすすべもない
 頬を背中を手の甲を
 瞳を差し出して
 
 怯むなよ
 伏せるなよ
 お前にはまだ
 命がある


ダイヤルアップで夜な夜なネットにつなげていたころ
ニフティサーブにはフォーラムという、趣味などを同じくする人が集うギルドのようなものがあった。
私は詩のフォーラム、「FPOEM」に在籍していて、その時の子供の心をとにかく言葉に変えようとしていたけど。
 
懐かしい。詩はもうずっと書いていなかった。
あの頃何を書いていたのか。まだ自分の中の怒りに気づかずにいた時、私はどんな世界を見てたんだっけ。世界はどう見えていたんだっけ。
 

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桶狭間
保護猫のお世話をしつつ夢の話を書いたり日々のあれこれを書いたり打ちひしがれたりやる気になったりしております。やる気はよく枯渇するので多めに持ってる人少しください。