詰めが甘ちゃん
DAISOにて。
スマホのアクセサリコーナーを見てたら、斜向かいの70歳代くらいのマダムから、ちらちら視線を感じる。
やば、汗臭いかな・・・
と思って、スイっと離れる。
図書館がなにせ遠く、その帰り道に寄ったため、こちとら汗ダラダラなのだ。
しかしマダムは何故かチラ見しながら寄ってくる。
これ絶対、文句言われる・・・
と思いながら、逃げても詰めてくるため、思い切って他のコーナーに逃げようとしたら、
「スミマセン・・・」
あえなく捕まる。
「私のスマホのココに合うケーブルどれなんでしょう?」
よかった・・・。
どうも充電ケーブルを探していたようで。
見るとスマホ側はType-Cだったので、選んであげようとするが、もう一方の先端がわからない。
何用に使っているのか、穴の形状や、プラグの形聞いたりして、もう一方はどうやらType-Aっぽいのまで確認。
そして、なんでそのケーブルが必要になったのか、何色が好きなのか、まで全部聞く。
僕はあなたに完璧なケーブルを選んであげるよ。
「すみません・・・お忙しいところ・・・」
「いいすよ、まったく急いでないんで。」
マダムとても感じが良い。
おまけに高速充電対応のやつをしっかり選んであげる。
ケーブルの長さは一応2mの長めのほうが万能かなって思って、長いやつを選んで、
「2mで長いほうがいいすかね?」
「2mってどのくらいだろう・・・」
「結構長いですよ」
「そうですか。」
良かったのか悪かったのかわからない。
その後マダムが
「ベッドの上で使うから引っ張って断線しちゃったのかな・・・」
っておっしゃっていたので、
「売場で一番長いの2mなんでじゃあこれいちばんいいすね」
「これにします。ありがとうございました!」
で、無事解散となりました。
数分後。
個人的に完璧なセレクトをしてあげたつもりなんだけど、
本当に売り場で最善の物を選んであげたのか
がどうしても気になって、全部眺める。
最後に断線したって言ってたから、ケーブルぶっといやつが良かったかなって思いながら、それだけ見渡したのだけど、太いものは1m以下しかない模様。
見渡しても、選んであげたやつが一番良さそうだなって。
だなって・・・。
思ったんだけど・・・。
選んであげた商品よく見たら。
200円商品
だったんだよねぇ。
マダム・・・ごめん。
100円じゃなかった・・・。
いやまあ300円とか500円商品じゃなかったからまあ、許容範囲だろうとは思うんだけど、申し訳ない。
いや、気づかなかった自分が腹立たしい。
マダムは100円で買いたかったのかもしれないのに。
レジで「ん?」って思ってしまったかもしれない。
いやー詰めが甘い。
悶々としながら今これを書いておる。
贖罪でござる。
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