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便利!X(旧Twitter)にGASを使って自動投稿する方法


「Xで発信は増やしたいけど、めんどくさい」

「GASって難しい」

「XのAPI連携?よくわからんw」


こんな風に思うこと、ありますよね。実は、僕も同じことを感じていました。でも、そんな面倒な作業を自動化できる方法があれば、毎日の投稿が楽になると思いませんか?今回は、Google Apps Script(GAS)を使ってX(旧Twitter)に自動で投稿する方法をご紹介します。OAuth 2.0でのAPI連携を使えば、設定も意外と簡単です!


それでは、さっそくその手順を解説していきます。


1. 準備:必要なアカウントと設定を確認しよう


必要なもの


Googleアカウント:GASを使うためにGoogleアカウントが必要です。

Xアカウント:もちろん、投稿するためにXのアカウントも必要です。

X Developerアカウント:XのAPIを使うために、X Developerアカウントを取得し、アプリを作成する必要があります。


X Developerアカウントの取得


まずはX Developerアカウントを取得して、APIを使用するためのアプリを作成しましょう。以下の手順に従って設定を進めてください。


1. X Developer Portalにアクセス:X Developer Portal(https://developer.twitter.com/)にアクセスし、Developerアカウントを作成します。

2. プロジェクトとアプリの作成:アカウントを作成したら、X Developer Portalで新しいプロジェクトとアプリケーションを作成します。

3. APIキーとシークレットの取得:アプリを作成すると、APIキー、APIシークレット、アクセストークン、アクセストークンシークレットが発行されます。これらの情報は後でGASでの連携に必要になるので、メモしておきましょう。


2. OAuth 2.0でのAPI連携


Xに自動投稿するためには、OAuth 2.0を使ってXのAPIにアクセスする必要があります。OAuth 2.0を使うことで、ユーザーの認証情報を保護しながら、アプリケーションがXのAPIにアクセスできるようになります。


2-1. OAuth 2.0の基本的な流れ


OAuth 2.0では、アプリケーションが「アクセストークン」を取得し、それを使ってAPIにアクセスします。このトークンは一定期間有効で、期限が切れた場合は再度取得する必要があります。今回は、X Developerアカウントから取得したAPIキーとアクセストークンを使って、GASからXのAPIにアクセスする方法を紹介します。


3. Google Apps Scriptで自動投稿スクリプトを作成


では、実際にGoogle Apps Scriptを使ってXに自動投稿するスクリプトを作成していきましょう。Google Apps Scriptは、Googleが提供するクラウドベースのスクリプトエディタで、JavaScriptでコードを書いてGoogleサービスを自動化することができます。


3-1. 新しいプロジェクトを作成


1. Googleドライブを開き、「新規」→「その他」→「Google Apps Script」を選択します。

2. 新しいスクリプトプロジェクトが開かれますので、適当なプロジェクト名(例:「X自動投稿」)をつけておきましょう。


3-2. OAuth 2.0ライブラリを導入


Google Apps ScriptでOAuth 2.0を使うためには、ライブラリを導入する必要があります。以下の手順でOAuth 2.0ライブラリを追加してください。


1. メニューから「リソース」→「ライブラリ」を選択。

2. 「ライブラリID」に「1B7FSrk5Zi6L1rSxxTDgDEUsPzlukDsi4KGuTMorsTQHhGBzBkMun4iDF」を入力し、検索。

3. 表示されるOAuth2ライブラリを選択し、バージョンを選んで「追加」します。


3-3. スクリプトのコードを記述


以下に、Xに自動投稿するための基本的なスクリプトを示します。必要な変数やトークン情報を適切に設定してから実行してください。

スクリプトは、自分では書けませんので、テキスト生成AIに書いてもらいます。ChatGPT、Claudeあたりはおすすめです。

参考までにChatGPTに書かせた時の動画です。

4. 自動実行の設定


スクリプトを作成したら、定期的に投稿を自動化するためにトリガーを設定します。例えば、毎朝決まった時間に投稿したり、週に一度の投稿をスケジュールしたりすることができます。


トリガーの設定方法


1. Google Apps Scriptの画面上で「時計」アイコンをクリック(または「トリガー」→「トリガーの管理」)。

2. 「トリガーを追加」をクリックし、「postScheduledTweets」関数を選択。

3. トリガーのタイミング(例えば、毎日8時など)を設定し、「保存」をクリック。


この設定で、指定した時間に自動でツイートが投稿されるようになります。


5. よくあるトラブルシューティング


認証がうまくいかない


最初にauthorize()関数を実行し、表示されたURLで認証が必要です。もしエラーが出た場合は、APIキーやシークレットが正しく入力されているか確認してください。


投稿が反映されない


XのAPIポリシーに違反していないか確認しましょう。特に連続投稿の間隔には制限があるため、短時間に大量の投稿をしないよう注意が必要です。


エラーログの確認


スクリプトのエラーが発生した場合、Logger.logを使ってエラー内容を記録しています。Apps Scriptのエディタ画面で「実行」→「ログ」から確認できます。


6. 応用編:自動化投稿のアイデア


Xへの自動投稿を活用する方法は無限にあります。以下のようなアイデアを参考に、自分なりの自動投稿システムを構築してみましょう。


ニュースの自動投稿:RSSフィードをGASで取得し、最新のニュースを自動で投稿する。

リマインダー投稿:特定のイベントやプロジェクトの進捗に合わせて、リマインダーを投稿する。

ブログ更新通知:ブログを更新した際に自動でXに投稿して通知する。


まとめ


X(旧Twitter)への投稿をGASで自動化する方法についてご紹介しました。この方法を使えば、毎日の投稿がぐっと楽になり、情報発信の効率が大幅にアップします。最初は少し難しいかもしれませんが、慣れてしまえば多くの場面で応用できるでしょう。


これで、あなたも「Xで発信は増やしたいけど、めんどくさい」という悩みを解消し、効果的に情報を発信できるようになります。ぜひこの手順を参考に、便利な自動投稿システムを構築してみてください。

簡単に説明すると上記のようになるのですが、これだけでできるようになる方は、普段からGASを作り慣れていたり、API連携をできる方だと思います。

僕自身も結構苦労してAPI連携したので、接続マニュアルを作成しました。
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