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🇮🇳チェンナイ一人旅【3日目①:観光&映画ロケ地巡り】

有名なティファン屋さんで朝ごはん

この日の朝ごはんは、とある場所に行くと決めていた。どうやら朝早くから既に行列ができてしまうらしいとの事で、私も朝7時半にホテルを出た。

Uber手配でオートに乗り、向かったのは"Rayar's Mess"。
朝ごはん(ティファン)がとても美味しいらしく、調べると日本人によるレビューが何件も出てくる。これは行かねば…!

オートのおじさんにマップで表示されている近くの道路で降ろしてもらったが、お店の場所がわからない。ウロウロ彷徨っていると、掃除のおばさんに肩をトントンされた。タミル語だったが「あっちだよ!」と案内しているようなジェスチャーだった。その様子を見ていた警備員のおじさんにも、あっちあっちと指を指してもらう。その先に、探していたお店が確かにあった。私は特に行き先を言ってなかったのだが、やはりみんな道に迷うのだろうか…?

路地裏でひっそりと店を構えていた

並ぼうとすると、お店の人に「Japan?」と話しかけられた。「Yes」と答えると、お店の人は店の奥に入ってしまい、その後しばらくして手招きで店の中へ案内された。そこには、同じく日本人旅行者のご夫婦がいらっしゃってて、相席させてもらう事に。

バナナの葉っぱを机に敷いてもらい、綺麗な水でシャバシャバ、自分の手で拡げていく。メニューを指定するような注文制では無いらしく、お店のお兄さんが持ってきたものを欲しいor欲しくないかで注文する形式だった。元々イドゥリ2個とワダ1個だけ食べる予定が、流れのままポンガルまで葉っぱの上によそってもらってしまった。

イドゥリとワダも頂いた。正直、ポンガルとイドゥリは割と一般的な美味しさといった感じだったが、ワダが絶品だった。揚げたてらしく熱々で、表面サクサク、中はフワフワ、絶妙な塩味がアクセントになっており、その素朴な味のおかげで何個でも食べられそうだった。

ワダ(左)とポンガル(右)

お腹がいっぱいになったが、ここでコーヒーも注文。
コーヒーは店内では無く外で、との事だったので手を洗って外に出る。するとお店のお兄さんから熱々のコーヒーを渡された。

ミルクと砂糖入り、熱々でほっこり

オーナーさんがお会計を要求しているようだったので、いくらだったかな…と思い出しながら100ルピーを渡した。しかし、お店のお兄さんにも同じようにお会計を求められた。あれ…?払ったぞ…?と思ったのだが、どうやらオーナーさんが求めていたのはチップのようだった。紛らわしい〜!
チップを間違えて会計として払ってしまった事をお兄さんに伝え、なんとかチップ分は戻ってきた。全部で120ルピーだった。

散策

お腹が満たされた所で、お店の近くにあるチェンナイの主要観光地カパリーシュワラ寺院へ向かう事に。相席させてもらったご夫婦もその方面に用事があるらしかったので、途中までご一緒させて貰った。

チェンナイの道をしっかり散歩するのはほぼ初めてだったが、バイクや車が行き交うので結構気を張らなければいけない。すぐにクラクションを鳴らされる。
それでも朝のチェンナイは人通りも少なく比較的静かで、湿った空気が心地良いほどに穏やかだった。

テクテク歩いていたら寺院が見えてきた!
デカい!!

近くで見ると圧巻だった。一体一体神様が丁寧に彫られており、カラフルで生き生きとしていた。もっとゆっくり、じーっと眺めていたかったが、バイクやオートにクラクションを鳴らされたり、乞食のおばあちゃんにたかられたりしたので、サッと写真を撮って少しその場を離れた。

寺院の前ではお供え用?の花が売られていた
ネコチャン!

本当は寺院の中にも入りたかったが、並ぶ人が多く、この日は少し遠くにも行く予定だったので断念した。

寺院の中はこんな感じ

ここで日本人のご夫婦とお別れし、私は暫くこの辺を散策した。

綺麗に陳列された色とりどりの野菜とフルーツが目に眩しい
小さな寺院も町の至る所にあって目を引く
ネコチャン!!!

サントメ大聖堂

ある程度満足した所で、Uberでオートを呼びサントメ大聖堂へ。
着くと、オートの運転手が「次の目的地があるなら連れてくから、ここで待っている」と言うので、お言葉に甘えて10分程度待ってて欲しいと伝えて大聖堂を観光した。

教会周りはまだクリスマスの装い。椰子の木が南国風でお洒落
建物も白基調で風格がある
教会の中もクリスマスだった。外の喧騒とは裏腹に静寂とした空間で居心地が良い

映画"Maharaja"のロケ地へ

サントメ大聖堂を観光し、オートに戻る。
行き先を聞かれたので、ここに行きたいと地図を指した。何でこんな所に行きたいんだ?という顔をされたが、向かってくれるとの事だったのでそのまま走って貰った。

赤信号がハート型で可愛い

段々南下するうちに、チェンナイの中心地と街の風景が変わってきた。どうやらまだ開発・工事中のようで、道路はまだ完全に整備されていないような状態だった。

オートの運転手は、どの国から来たの?チェンナイで何か美味しいもの食べた?インド映画が好きなの?という話を振ってきた。気さくで良い運転手だな〜と、この時までは思っていた…。

20分以上走って貰って向かった先は、"HUB At ECR"。ヴィジャイ・セードゥパティ主演のタミル映画"Maharaja"のロケ地だ。

※"Maharaja"関連の記事は下記参照

映画で観たあのロケ地が目の前に!

このバーは劇中では一瞬一瞬にしか出てこないが、ストーリーの鍵を握る重要な現場である。特徴的な"HUB"のロゴを見るなり、あの場所だ!と興奮した。なお、このお店の周りには何も無かった。(開発中らしく、道路は砂や泥でぬかるんでいた。)

ちょっとしたトラブル

オートの運転手は「次も乗せてくよ!」と言ってくれたのだが、何か怪しい…と察し、一先ず「ここで良いよ、いくら?」と伝えた。彼は「こんな場所でいいの?どうせ次行くなら乗せるよ」的な事を何度も言っていたが、私は「NO」と言い張った。そして「OK」と折れて、彼は1000ルピーと答えた。おいおい、たっか!怪しいと思った予感が的中した。

まあでも結構運転して貰ったし、チップ代だと思いそのまま1000ルピー渡すと、「間違えた、1500ルピーだったわ」的な事を言われた。なんで?!!
流石に同意できなかったので、「これ以上お金持ってないよ…」と嘘をつき、渋々1000ルピーで同意して貰った。

外国人観光客だから、とカモにされていたようだ。愛想がやけに良かったのも、恐らく信頼して貰ってそのまま色々連れ回し、ぼったくるだけぼったくろうという魂胆だったのだろう。悔しい〜!普段仏の私でも流石に腹が立った。

とにかくオートを降りる。しかし、周りは本当に何もなく、とにかく足場が悪かった。(Maharajaではこんな場所でカメラを構えてたのか…と思うと逆に感慨深くもあった。笑)
とりあえず、散策もせず次の目的地へ向かう事にした。

②へ続く

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