🇮🇳チェンナイ一人旅【6日目:UPI開通再手続き&空港へ】

ホテルをチェックアウト

昨晩は荷造りと、飛行機乗り換え先の香港での滞在について調べていたので、寝るのが遅くなってしまった。ホテルのチェックアウトが昼12時までなのを良い事に、9時過ぎまで寝ていた。

パジャマや洗顔料、スマホの充電器なども全てリュックやスーツケースに詰め込み、入念な最終チェックの上に部屋を出た。
この数日間、この快適な部屋のおかげでより良い旅行ができたんだと思っている。ホテルの立地も良く、スタッフも親切。心の底からここを選んで良かったと思いながら、スーツケースをゴロゴロしながらホテルの廊下を歩く。

夜に撮ったホテル"La Woods Hotel"
ありがとう、本当にお世話になりました！！

という訳で11時過ぎにチェックアウトをした。帰りの飛行機が夜2時頃のフライトだったので、それまでリュックやスーツケースはそのままフロントで預かって貰う事にした。

再度Cheqのアクティベート手続きへ

しかし、前日にアクティベートして貰ったはずのCheqがうんともすんとも言わない。アプリが落ちまくる。せっかく799ルピーも払ったのに何も出来なかったら意味ないので、昨日アクティベート作業をして貰った店舗に再度向かう事にした。

※昨日の様子↓

店舗に行ったら、昨日対応してくれたガタイ大きめのお兄さんがいたので、Google翻訳を使って不具合内容を伝える。

お兄さんも眉間に皺を寄せながら「？！」という顔をしていたが、アプリが落ちる様子を見せると更に「？！！」という表情になってしまった。

私のスマホを持って、大きな体を縮こませてコチョコチョ作業していた。別のスタッフもしくは管理者と電話繋いで相談したり、AI翻訳機を駆使しながら私に色々ヒヤリングしてくれた。
しかし、私は英語が全然出来ないので何も応答できず、ただ愛想笑いするしか無いので、お兄さんは「Language problem…」と頭を抱えてしまっていたけど、15分ほど作業してアプリが正常に動作するようになった。すごい！いや、最初から不具合なくやってくれ！笑

疲れた…と疲弊した顔のお兄さん、バイバイと手を振ってくれたので、そのままお別れして店を出た。

ビリヤニ店再来訪

朝ごはんを食べていなかったのでお腹が空いた。3日目にも行ったビリヤニのお店でお腹いっぱいビリヤニを食べようと再来訪した。

お客さんはほぼおらず、奥で店員さんがサボっていた。笑
日本ではあり得ない光景だけど、海外ってこういうゆるさが良いよね。

チキンビリヤニを注文、やっぱり辛い！バナナの葉は無し

味はエッグビリヤニとほぼ同じだった。でもチキンもホクホクで美味しく、ライタを付けながらペロリと完食。
ドリンクの注文を勧められたが、断った。合計230ルピーをカードでお支払い。

推し俳優のプロダクション会社へ！

最終日の目的の一つ、それは俳優ヴィジャイ・セードゥパティのプロダクション会社に行く事。勿論何かする訳では無い。単なる聖地巡礼的なやつ。

バスに乗って、プロダクション会社の最寄り駅まで向かう。しかし、バスの路線途中が工事中だったらしく迂回しまくり。狭い道路のど真ん中でトラックが立ち往生しておりバスが通行できず運転手がクレームを言いに行ったり、降りるべきバス停を一旦通り過ぎてからUターンしたりと変則的。なんか、こういうのもインドっぽくていいな〜と私はほっこりしてしまった。

バスのワイルドドライブから抜け出し(?)、Googleマップで示された道をテクテク歩く。どうやらメトロを建設中らしく、すぐ横で車やオートが通り過ぎるたびに砂埃が激しく舞う。

こんな場所にオフィスがあるんだ〜と思いながら歩くと着いた！

お〜！ここがオフィス！

門の前に車が停まっていた。

実は建物の奥には本人らしき人影も見えた。

が、本人かどうかはわからないし、ましては会いに来た(会えると思っていた)訳では無かったので、私はそのまま呆然としてしまい、何もできなかった。
ここでコミュ障発動、悔しい〜！笑

オフィス近くには、公開中のヴィジャイ・セードゥパティ主演"Viduthalai part2"の大きなポスター！

帰り道は流石にちょっとフワフワしてしまった…あれは本人だったのか…たまたま似てる人影だったのか…そんなうわの空の状態で交通量の多い道路の脇を事故に遭わずよく歩けたな、と思う。笑

暇つぶし

この日の目的をほぼ終えてしまったので、暇になってしまった。フライトまでまだまだ余裕はあったが、何があるかわからないので、あまり遠出はしたくなかった。
せっかくだし、この近くで映画を観ようかな〜と思ったが、近郊のシネコンではちょうど良い時間帯に観たい映画が軒並み上映していなかった。残念…。もっと現地で色々な映画を観たかった。

Uberでオートを手配。無口で無愛想なおじいちゃん運転手だったが、丁寧な運転で私を運んでくれた。
向かったのは、度々お世話になっているショッピングモール"Express Avenue"。この旅行で最も訪れた場所だろう。笑

オートを降りる際に、Cheqを使おうと思ったが、何故かエラーになり使えなかった。180ルピーだったので、仕方なく現金で200ルピー支払った。お釣りはちゃんと20ルピー貰えた。やっぱり無口なオート運転手は信頼できる、確信。

目的もなく店舗をブラブラ。高級化粧品店や、外資のスポーツ用品店などが入っている。客層も富裕層が多そうだった。

中国企業のMINISO(名創優品)。絶対日本企業って思われてそう笑

うーん、さすがMINISO。色々大丈夫？！

喉が渇いたので、フードコートでジュースを飲もうとドリンク屋さんの店舗へ。ここでもつい、イチジクのフレッシュジュースを注文してしまった。

支払いにはどうやらこのデパート専用のプリペイドカードが必要らしい。すると、店員さんが「ここにチャージしてきな」と、赤色のプリペイドカードをくれた。びっくりしたが、とりあえず支払いを済ませたいので、チャージカウンターで150ルピーをチャージして貰った。お店へ戻り、ぴったり150ルピーを支払う。

ジュースを受け取ると同時に、プリペイドカードを返そうとしたが、「次また来た時に使えるよ！」と言われ、そのまま貰ってしまった。「どこの国から来たの？」と聞かれたので、「Japan」と答えると、「オー！スーッパル！(Super!のタミル語)」と嬉しそうだった。

イチジクのフレッシュジュース、トロトロで美味しい

貰ったカード。
次またチェンナイに来たら、ここにも絶対来なきゃ

フードコートで時間潰しをしながらこのnoteでの旅行記の下書き作業を始めた。新鮮な気持ちを忘れたくなくて、撮った写真を見ながら思い出を振り返っていると、溢れてくる気持ちがそのまま自然と文章になっていった。ああ、この街にまた来たいな…とぼんやり考えながらジュースを啜る。

しかしフードコート、エアコン効きすぎて寒い！凍えてしまったので、そのままショッピングモールを出た。

休日は物凄く混み合っていたが、平日は人が少ない

まだ喉が渇いていたので、モール出て向かい側のジュース屋さんでまたジュースを注文。パイナップルミルクシェイクを注文したはずだったけど、またイチジクミルクシェイクが出てきた。イチジク尽くし。笑

カラフルな店の中

2杯目のイチジクジュースも当たり前に美味しい

扉のない入り口から温かい風が入ってきて、フードコートのエアコンで冷え切った身体を包み込んでくれる。そんな環境で、甘いフルーツジュースを飲むのは至福の時間。

会計をしようと、再度Cheqを試してみる。「UPI OK?」と聞くと、お店のQRコードを見せてくれた。日本でのキャッシュレス決済のようにQRコードをスキャンし、金額を入力。設定したパスコードを入力してしばらくすると、決済が完了した！

感動して思わずスクショ

すごい、数日滞在したインドをあと数時間で飛び立つという所でようやくUPI決済が使えるようになった。これで今後のインド旅行は幾分か快適になりそう！

最後の晩餐

夜ご飯もなるべくホテルやショッピングモールの近くで食べようとウロウロ探してみる。
この辺はメカニックなお店が多く、店の外で工具で何かを弄ったり、配線したりする場面をよく見かけた。明らかに私のような外国人旅行者は場違いのようだった。

そんな中たどり着いたのが、"Daal Rotti"というお店。まだ新しいらしく、Googleマップの口コミも少なかったが、とりあえず中に入ってみる。

お客さんは私1人のようだったので、広い席に案内してくれた。料理はベジ系の北インド料理らしく、知らないメニューが沢山…！

でも、こういう未知の料理メニューを見るのも楽しい

"Veg Thali"が食べたかったがランチ限定らしく、仕方なく"Veg Noodles with Manchurian"を注文。ヌードルは良いとして、マンチュリアンとは…？

来た！これがベジヌードル&マンチュリアン

ベジヌードルは、スパイス風味の塩焼きそばみたいで美味しかった。日本人もきっと好きな味。
マンチュリアン、タコの入っていないたこ焼きをとろみのあるカレーで煮込んだような味だった。普通に美味しい。

調べてみると、どちらもどうやらインド中華料理というジャンルの料理らしかった。北となると中国との国境も近いからか、中華料理風の料理が目立つ気がする。南インド料理とは全然違う食文化で面白い。

窓から入る風が少し涼しくなって気持ち良い

濃厚なマンゴーラッシー。紙ストローが弱くて、途中から全然啜れなくなってしまった笑

ここでもCheqで決済。250ルピー払ってお店を出た。

空港へ！

お腹を満たしたので、空港へ向かう前に荷物を受け取りにホテルへ戻る。

スタッフさんに荷物ちょうだい、と言うとロビーのソファーで待つよう促されたので待つ事に。すると、ちょうどこのホテルでチェックインしようとする団体客と遭遇してしまい、ロビーがてんやわんやに。スタッフさんも慌ただしく動き回り、私も何故か団体客たちの輪の中に入ってしまった。何故…！肩身が狭い。

団体客のチェックイン作業が済んだ所で、スタッフさんから荷物を受け取る。Uberで空港までの車も配車してくれた。

そこから10分ほど待って、車がやってきた。いつもホテルの扉の前で立っている警備員さんが、バイバイと手を振ってくれた。
スーツケースをトランクに積み、後部座席に座って出発。

来た時のチェンナイ空港も夜だったけど、帰りも夜だった。チェンナイ、さようなら…悲しい気持ちになる。

国際線のターミナルで降ろしてもらい、Cheqで支払おうとするがやっぱり上手くいかない。配車系とは相性悪いのだろうか…。仕方なく現金で支払い、"Happy New Year!"と挨拶をして運転手さんと別れた。

空港の入り口では保安官が1人ずつパスポートと航空券をチェックしていた。厳しいセキュリティ！

夜だからか意外と人が少ない

待って！！乗る飛行機が遅延してるんだけど！！！

1時間半ほど遅延しているようだった。ショック…これなら映画観れたかもしれない…。私の確認不足。

カフェでコーヒーを買って、チェックインまで待つ。(コーヒーの購入も勿論Cheq。いや〜便利！)

チェックイン後はロビーが開くまで、スマホを充電しながら待機。立ちながらスマホをいじっていたが、ずっと座っていたお姉さんがわざわざ私に譲ってくれて、そのまま去っていった。や…優しい…！

noteの旅行記の続きを書いているとなんだかんだ時間はすぐに過ぎていき、あっという間にゲートが開く時間に。

タミル語で書かれると何もわからん！でも文字かわいい

帰りのフライトでもインド映画のラインナップをチェック。"Maharaja"や"Blue Star"がある！

もう夜中の2時半過ぎを回っていた。流石に眠すぎる。

韓国の航空機事故のニュースがまだ新しかったので、無事香港に着ければ良いなと祈っていたら、そのまま意識がなくなっていった。