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🇮🇳チェンナイ一人旅【2日目:映画鑑賞】

ホテルで朝ごはん

8時頃に目が覚めて、行動しなきゃ勿体無い!と思い、そのまま起床。
Booking.comで素泊まり予約していたので、もともと朝食付きでは無かったのだが、一旦ホテルの朝ごはんを体験したいと思い、食堂へ。(予約を素泊まりにしたのは、朝ごはんの融通が効きやすいようにする為でもあった。)

机と食器が綺麗に整頓されており、ビュッフェ式に料理が並んでいた。イドゥリ、サンバル、卵チャーハン、トーストやフルーツもあった。

サンバル毎日飲める美味しさ!イドゥリはまあまあ
食堂ではSunTVの音楽チャンネルが流れていた

個別会計で150ルピーを支払う。「日本人の宿泊者だ!」となっていたのか知らないが、私の部屋の番号とオプション(朝食付きではない事)を把握していた。スタッフさんはニコニコ対応してくれた。ドラヴィダ人のニコニコ笑顔は愛嬌があって可愛い。

映画館へ!

部屋に戻り、支度を済ませ、徒歩で近くのショッピングモール"Express Avenue"へ。
お目当ては、今回の旅行の目的だった映画鑑賞!

シネコンのPVRはモールの最上階にあった

入り口で身体検査をされ、"Box Office"と書かれた窓口へ。
映画の時間は、インドのチケット予約アプリ"Book My Show"で予め把握していた。(本当はBook My Show上でチケットを購入したかったのだが、何度試しても私が持ってる日本のクレカは登録できなかった。)

「Viduthalai2のチケットを下さい」と言うと、「字幕無しだけど良いか?」と聞かれた。一瞬え〜となったが、一度観てる映画なのでOKとした。枚数を聞かれ、1枚と答える。席はこの辺でいいか?と指差ししてくれたので、もうそのままお任せした。チケット代金をカードで支払い、QRコード付きのチケットを貰った。そのままスタッフに劇場を案内されて入場。

という訳で、観たのはタミル映画の"Viduthalai part2"。

Part1は2023年に公開されており、約1年半ぶりの続編になった。Part1はコメディ俳優スーリを新人警官クマレサンとして主役に据え、警察内部の腐敗と低カーストへの権力的暴力性を描いている良作だった。その為、続編の公開をずっと待っていた。
Part2は、警官が逮捕を目論む運動家ペルマル(演:ヴィジャイ・セードゥパティ)を軸としたストーリー展開。上にも書いた通り、実はインドに行く1週間前に名古屋でも自主上映会が開催された為、そこで既に鑑賞済みだった。過去一英語字幕が追えないほど、政治思想(共産主義)やアンチ警察、カースト問題などを深く掘り下げていた。正直、Part2は台詞の内容はほぼ分からない。しかし、クライマックスの2人(クマレサンとペルマル)は圧巻だった。

字幕無しという事で、もはや意味を汲み取る事を完全に放棄せざるを得ない状況。その分、役者の細かい演技や表現力、演出の魅せ方にしっかり集中する事ができた。(どうせ英語字幕あった所でこれ以上理解度が上がる事はないだろうし…。)
やはりクライマックスは素晴らしく、クマレサンとペルマルそれぞれの選択とその結果をただじっと受け入れるように鑑賞した。クマレサンの心の動き方、戸惑いと苦悩、決断が手に取るようにわかり、自主上映の時同様、涙が溢れてしまった。
Dolby音響だった為、銃撃戦の臨場感が立体的で没入感があった。

しかし、映画館寒すぎ!!半袖シャツ、下はサンダルで鑑賞していたのだが、完全に凍えきってしまった。インドで映画を観る時は、薄手のカーディガンや靴下を持参した方が良さそう。

14時過ぎに映画が終わったので、梯子をしようと次の映画のチケットを購入。選んだのは、マラヤーラム映画の"Sookshmadarshini"。ナズリヤ・ナジムとバジル・ジョセフが出演しているスリラー映画という情報のみの状態で鑑賞してみる事に。

スターバックスで暇つぶし

映画の上映が15時半だったので、暇つぶしとしてモール内のスターバックスに移動し、アメリカンコーヒーとチリチキンのイングリッシュマフィンを注文。注文時に名前も聞いてくれた。チーズタッカルビっぽい味のイングリッシュマフィンで、美味しくてペロリと食べてしまった。合計で550ルピー。

名前の"T"が入る部分が"G"になってしまった。そんなに発音悪かったかな…?

再び映画館へ

時間を潰せたので、映画館へ戻る。扉の前でチケットを見せると、(マラヤーラム映画を観るの…?)という顔をされながら、扉を開けてくれた。タミル語圏のチェンナイで、のっぺり顔の東アジア人が英語字幕でマラヤーラム語の映画を観ようとしているのだから、よく考えたらカオスな状態ではある。笑

肝心の映画は、素晴らしかった。マラヤーラム映画といえば、リアルな日常生活を描き、全体的にのんびりとした雰囲気のイメージが強いのだが、この映画はそういったマラヤーラムらしい面もありつつ、ピリピリと緊張感のあるスリラーとなっていた。
バジル・ジョセフ演じるマヌエルが家に侵入した猫に大きな石を投げて追い払うというヤバめなシーンにより、このマヌエルという人間性がどういったものかを第一印象として示してくれる。彼の笑顔がずっと怖かった。
そしてこの映画の良さは、後半のどんでん返し。これはもう…完全に騙された…。途中から何かおかしいぞ…?もしかして……まさか…?!と観客の推察を導くストーリーラインが素晴らしい。最初からもう一度見直してみたいので、配信に上がったら再視聴したい。

ちなみに、こっちの映画の劇場内はそこまで寒くなかった。

映画のチケット

現地で初めて映画を観た感想としては、映画の前半と後半の間にあるインターバル(休憩時間)が意外と長い事。15分ぐらいあったので、3時間近くあるインド映画も全然疲れない。インターバル中にもスター出演のコマーシャルや新作映画の予告が流れていて楽しい。

本当はこの旅行で観たかったラーム・チャラン主演"Game Changer"の予告。公開が1月に延期してしまい、無念…

あとシネコンだからなのか、座席もフカフカで居心地が良かった。エアコンが効き過ぎて寒い点を除くと、かなり良い環境だと思った。

夜ごはん

映画を2本観てお腹が空いたので、ホテルの近くで食事をする事に。向かったのは、"Geetham Veg"というベジ系のファミリーレストランらしきお店。

カラフルでポップな外観

店に入って着席すると、めちゃくちゃ視線を感じる…!チラ見では無く、ガン見レベル。謎のプレッシャーを感じながら、ミールスを注文しようとしたがランチ限定だった。仕方なく、ギーポディマサラドーサを注文した。

ギー入りのドーサは初めて!

ギーがドーサ生地に染み込んでいるのでパリパリ。スパイシーな辛さも相まって、一口目が最高に美味しかった。チャツネもどれも美味、サンバルは器2つ付いてきてお得感満載。ポテトマサラもホクホク。しかし…後半は飽きてきた…。だいぶヘビーだったので、仕方なく半分残すことに。

お腹いっぱいになり、フ〜ッと息を吐きながらウェットティッシュで手を拭いていると、後ろからスッと伝票を渡してきた。早い!笑
165ルピーを支払い、店を出て、歩いてホテルに帰った。

帰り道でViduthalai part2のポスターを発見!

ホテルに帰ると、前日に使ったシーツやタオルが取り替えられていた。水やコーヒーも補充されており、ゴミも綺麗になっていた。
疲れて帰ってきて、部屋の中がピカピカ綺麗な状態だと、とても気持ちが良い!しかし、前日に設定したエアコン26度は23度に変えられていた。寒いよ…!

次の日の予定を大雑把に立てて、この日は早めに就寝した。

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