見出し画像

雑考・日記・メモ「真善美のメタメタとしての中村宏イズム」



雑考・日記・メモ「真善美のメタメタとしての中村宏イズム」

芸術は、真善美を志向するアート(技術)である、と言う通念にはさほど魅力を感じない。そして、しかし芸術は、偽悪醜をして真善美に抗するものであるべきだという(カミュ的な)、メタ真善美観にも、どうも私は飽き足らない。芸術が、真善美と偽悪醜に「別たれた事自体」に関心を集約させるスタンスである事こそが、私にとっての尤もな関心ごとである・・・のならば、それに必要なのは、メタメタな認識が必要なのだろう・・・私が偽醜悪について学んだのは、中村宏からであった。真善美だけではダメだ。しかし偽醜悪で真善美に抗するのでもまだ足りない。その先、そのメタにこそ、求めるべきものを求めたい。その技術こそを、私はアートと呼びたい。

2024年4月15日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?