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哲学・日記・メモ ふるさと のこと

「ふるさと」のこと

●私のにとっての「ふるさと」とは、どうも土地や地域に根差してはいないようです。                             ●私の「ふるさと」は、いつもあそんだでいた裏山の大きな岩であったり、家の庭にひょこひょこあそびに来ていたアヒル、友達であった犬のロン。神社の社の縁の下の蟻地獄。砂利道に寝そべっている青大将。ちんちん焼きそばのオジサン。そういった、モノや事々であるように感じています。当然それらはもうすでに失われてしまっている、そういった、モノや事々。それが私にとってっての「ふるさと」であるような気がします。        ●だから私には、この土地、この地形、この風俗、この風習・・・この風景、この情景が私のふるさとなのだ!とは決して言うことが出来ない。私にとっての「ふるさと」とは、もっとパーソナルな関心であったり、もっと私秘的な物事であったりするのだから・・・。                             ●つまり、私にとっての「ふるさと」は、ここ、この地域、私が生まれたこの土地、という訳ではないのです。  

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