美味しい伝統菓子 ニョニャクエの魅力 【旅行記】
マレーシア ペナンで出会った『ニョニャ クエ』。プラナカンの伝統菓子です。
プラナカンとは、主に中国からマレー半島やシンガポールへ来た移民の男性が現地の女性と結婚した、その子孫のこと。
プラナカンの男性のことを『ババ』、女性のことを『ニョニャ』といい、伝統料理のことをニョニャ料理、伝統菓子のことを『ニョニャクエ』といいます(クエはお菓子という意味)。
ニョニャクエは米粉やもち粉、タピオカ粉などから作られたお菓子で、蒸して作るものが多いそう。
2年前のマレーシア旅行で訪れた 地元で人気のニョニャクエのお店と、ニョニャクエの魅力について紹介したいと思います。
ニョニャクエの魅力
・種類が豊富
・カラフルでかわいい
・もちもち食感
・ちょっとつまむのに良いサイズ
・そして美味しい
ペナンの人気店
お店の名前は、Moh Teng Pheow Nyonya Koay 莫定標娘惹粿廠。
一族三世代で伝統の味を守っている老舗だそう。
お店の壁には、昔の売り子の壁画が。
ニョニャクエ 工房
入口を入ると、ニョニャクエの工房。
これはディスプレイかな?
台にのっているのが、ニョニャクエ。
青×白、オレンジ×ピンク、白×緑のクエ。
なぜかビールの紙箱が積まれている。
巨大な丸い型に入ったニョニャクエ。あの切れ端をつまみたい!
カフェスペース
工房の細い廊下を抜けると、明るい中庭が現れた!隠れ家みたい。
ショーケースに入った色とりどりのクエ。英語で材料が書かれていて分かりやすい。
クエは ひとつから買えて、持ち帰りも可能。
全部食べてみたい気持ちを抑え(20種類以上あったから流石に断念…)、5種類をセレクト。
ローズミルクのドリンクと一緒に注文。
はじめてのニョニャクエ
お皿に盛られた5種類のクエ。
左から
✴︎Chai Tau Kuih 米粉と大根のクエ。ピーナッツの粉がのっている。
✴︎Pulut Tai Tai バタフライピーで青く染まったクエにカヤジャム(ココナッツジャム)がのっている。
✴︎Seri Muka パンダンリーフ(緑)とココナッツミルク(白)のクエ。
✴︎Kuih Talam パンダンリーフ(緑)と もち米入り(白)2層のクエ。
✴︎Kuih Bingka Ubi オーブンで焼いたタピオカケーキ。
どれもモチモチして、ういろうに似ているかも。ひとつひとつ、少しずつ食感や味が違う。ぜーんぶ、美味しい。
お腹にたまるお菓子だけれど、小ぶりなので楽しく食べ比べ。
Gu Leng Peng(ローズシロップと牛乳のドリンク)は甘くて、これも美味しかった。
カフェには軽食もあり、ランチに来ている人達もいっぱい。
レトロな小物があちこちに飾られていて、味はもちろん、雰囲気も好みの楽しくて素敵なお店だった。
書いていたら、猛烈に食べたくなってきた。ニョニャクエ。
日本でも食べられるといいな…。
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