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ソフィー・マルソーのSEX、LOVE&セラピー

2014年公開のフランス映画「ソフィー・マルソーのSEX、LOVE&セラピー」を見た

主人公はアジアのとある会社で営業部長をしていたが、取引先の男と誰とでも寝るくらいセックス依存症のためクビになる
帰国して叔父の家で世話になりながら次の仕事を探していたところ、偶然、夫婦セラピーの助手を探していたセラピストと出会う
彼に氣に入られた主人公は一緒に働くことになるのだが、セラピスト自身セックス依存症の治療のため禁欲中なのだった・・・

80年代、日本でも一大ブームを巻き起こしたソフィー・マルソーが主演
実年齢40代後半にしては若くてキュートな笑顔は健在だったね~
刑事コロンボをやっていたピーター・フォークにちょっと似てるセラピスト役のパトリック・ブリュエルは90年代のフランスでは大スターだったらしい

映画のタイトルからして、なんか結構きわどいシーンがたくさん出てくんのかと思ってたけど全然違ったw
フランス語の原題は「Tu veux ou tu veux pas」でGoogle翻訳によると「欲しいの?欲しくないの?」って感じでこっちのほうが確かにしっくりくるよな

タイトルにソフィー・マルソーって何でわざわざつけたんだろね?
他にも同じように彼女の名前がついた映画あるけど、本作は結構内容がいいだけにちょっと興ざめだよ

それにしても、愛と性欲、って男女関係では永遠のテーマかもね
ただ本作では主人公はもう性欲が溢れててどうしようもない、って感じだから珍しいパターンで、かつセックス依存症を治療するために禁欲している男を好きになっちゃうって皮肉だよね



後半で実は主人公がセックス依存症になった理由みたいのが明かされるんだけど、それがけっこう凄まじい
実の父が母を狂おしいほどに愛していたために殺して父自身も自殺したんだとか、、
なんか肉体関係で愛を見たそうとする人の生い立ちって何かしら複雑だったりするみたいね
知らんけど

性については開放的なフランスらしい映画だったけど、そういうシーンはほとんど無くて、主人公とセラピストのやり取りからはお互い好きなのに素直になれない感情が伝わってきて、あー、いくつになっても恋愛っていいな、と思った


男女にとって愛と性欲はお互い持っているけど、エネルギーが一致するとは限らない

そんなことを感じた映画ですた


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