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2)問題は友達との関係が上手くいかない事

◆体を動かせば気分は晴れる 1


タケシ君の問題は、友達との関係が上手くいかない事です。

自分中心が強く、友達との意見の衝突が多くありました。

普段は大きな声で自分を主張するので、相手が引っ込むのですが、そうでなく、自分の主張が通らなかったり、相手に嫌な事をされた場合は、途端に動けなくなってしまい、能面のような顔になってしまうのです。


ある時は、体育の授業中に嫌なことがあったのか、能面のように無表情な顔になり、動かなくなってしまいました。

こちらが何を言おうと耳に入りません。チャイムがなり、急いで教室に行かなくてはならないのに、牛歩の歩みで、教室に着いた頃には次に授業は始まっていました。

それでも彼は理由など何も言いません。

彼の機嫌が直るまで、こちらは待つしかないのですが、機嫌が直っても詳細については何も言わないのでホトホト困る、というのが毎日のように続きました。


時にはトイレに立てこもるのですが、これも「トイレに行きます」とも言わないで居なくなるので、クラス中で探すことになります。

彼は、自分が思う通りにならなかったこと、嫌だったことを表に出すのではなくて、自分の中に抱え込んでしまってそれを消化するのに時間が掛かりすぎていました。

時間が掛かるということは、嫌だったこと、それを何度も反芻しているのでしょう。

それは自分の嫌だという思いを強化して深く記憶に刻む行為なので、まずは、ココが問題だと思いました。

ということで、この続きは、また明日。


この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。

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