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9)体を動かしてストレスを減らし、脳をリセットさせる

◆体を動かせば気分は晴れる 8

こじれてしまっている不登校の場合、朝散歩も大変かもしれませんが、初めは難しくても、心のケアのために短い距離から始めていけばよいと思います。

最初は家の周りだけでも良いので、15分間日光に当たるだけでも効果はあるそうです。

学校の門をくぐれなくても良いのです。門をタッチする、一歩だけ踏み入れる、そんなゲーム感覚で活動量を増やしていく。

学校では、時間の長い休み時間には外に出て遊ぶことが大事だと子ども達に話をしています。体を動かすことで授業でのストレスを減らし、脳をリセットさせるためです。

不登校の場合、外には出られず家でテレビや動画、ゲームをやっていることが多く、運動量が圧倒的に少ないと考えられます。子どもの運動量を十分確保することが、子どもの心を明るくするために必要なのでしょう。

ある不登校のお母さんは、子どもを自転車に乗せて解決に向かったと言っていました。その子は高学年の子だったのですが、学校には行けなかったけれど、自転車に乗って5kmほど離れた駅まで往復するという運動を毎日続けさせたそうです。

自転車というのは、子どもにとって心の独立の意味合いがあります。親がいなくても、自分の好きなところにいける、遠くにいけるのです。

お母さんにべったりだった子が、自転車で一人で遠くまで行く。お母さんは心配だったようですが、本人は喜んで自転車に乗っていたそうです。

親御さんにとって、子どもの独り立ちを見守りも姿勢も大事なのでしょう。今では、友達と楽しそうに中学校に通う姿をよく見かけるようになりました。

運動が子ども達の心身に良い影響を及ぼすのであれば積極的に運動させるべきだと思っています。

私の担任するクラスでも、学年当初は外遊びを嫌がっている子が多いものですが、次第に喜んで外で遊ぶようになっていきます。

子どもは外遊びや運動の重要性を、本能的に知っているのでしょう。

子どもが運動を嫌がるから、歩くのを嫌がるから、と後ろ向きになるではなく、心を明るくするために必要だと伝え実行させることも必要なのだと思います。

ということで、この続きは、また明日。



この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。

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