3)嫌な事ばかりに焦点を合わせていると不幸感が高まる
◆体を動かせば気分は晴れる 2
大事なのは、嫌な感情を長く持たないこと。
これが凄く重要で、長く心の中にあればあるほど嫌な思いは、自分の記憶の中で強化されてしまいます。
クラスの子ども達を見ていると、子ども達はどうしても嫌なことに焦点を合わせてしまいがちです。
それは大人も同じだと思いますが、世の中は楽しい事や嬉しいことも溢れているのに、嫌な事ばかり焦点を合わせていると、美しいものや幸せに目が向かなくなって不幸感ばかりが高まってしまうのです。
クラスの子ども達に話したこと
「世の中って、嫌なことばかりじゃないよね。桜が咲いていたらきれいだなって思うし、友達だって嫌な事をする子ばかりじゃなくて、優しい子もたくさんいる。
私は春になると、とても楽しみなことがあるんです。それは、道端にある雑草なんだけど、春になると穂をつけるんです。銀色の穂です。
それがね、春の夕方になると夕日を浴びて、それはもう美しく輝くんです。風になびいてキラキラと輝く。本当に本当に美しいんです。
そんなことに気づいたのは、つい最近なんです。
たぶん、世の中の大勢の人は気づいていないでしょう。みんなだって、秋の夕日に輝くススキの穂は知らないよね?
実は秋になると教室からいつも見えるから、私は毎年楽しみにしているのです。
学校にあるプラタナスの紅葉を知っていますか? 通学路にあるナンキンハゼの紅葉や白い実の美しさを知っていますか?
たぶん、みんなは気づけていないでしょう。
世の中には、美しいものがたくさんある。
私はみんなの心の中にある美しさを発見することがあって、そんなものを発見するたびに幸せだなって感じます。
幸せっていうのは、実は私たちの周りにたくさんある。それを見つけられるようになることが実は幸せの道なんだと思います。」
長くなるので、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?