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国道食堂 ~2nd season~

前作を読んだのはいつだったかしら?
1度、読んだだけでは中々、ストーリーが覚えられなくて。まあ、読んでいるうちに思い出すだろう、と思いながら読み始めた。

小路幸也の小説を読むと安心する。平和だなぁ、と思う。ほのぼの。

私の姉は、登場人物がみんな、「小路幸也」なんだもん!と、訳のわからない評価をするのだが、気持ちが沈んでいる時とか疲れている時に読むと、ほっこりして、私はいいと思うのだが。

元プロレスラーの本橋十一さんが店主の食堂の中にはなんと!リングがある!
そこでは実際にプロレスファンの客と十一さんが闘ったり、ライヴをしたり、楽しそうである。物語を読んでいると、本当にありそうな食堂で、食堂で働く双子のみさ子さんや、ふさ子さんも、もちろん十一さんも実在しているんじゃないかと、思う。
会いたいなあ、と思う。

1番会いたいのは、やっぱりイケメン俳優に出世した、二方一さんかしら。見た目も性格も爽やか、クールミントみたいな?
今回はあまり目立った登場ではなくて私は寂しかった。。。

いい人ばかりだと物語が成り立たないので悪そうな人も出て来て不穏な空気が漂う。

私は食べるのが好きだから、ついつい美味しそうな食べ物が出て来そうな本を見ると手に取ってしまうのだが。。。

国道食堂のメニューは何を食べても美味しいらしい。
「ここはな、何でも旨いぜ。初めて来たんならギョウザ食っとけ。」
「俺のおごりでザンギ付けてやってくれ。ここのザンギも最高だからさ。」
…じゅる、よだれが出てきそう。

なんと!国道食堂には温泉もあるのです!
美味しいごはんが食べられて温泉にも入れて、あったかい人達に触れて、パワースポットに行くより浄化されそう。

国道食堂の噂を聞き色んな客がやって来て、縁ができて偶然に導かれて。
悩みや厄介な問題も持ち上がるけれど、そういう事を解決してくれるのも、やはり、人と人の縁なのであり、十一さんの力強くて深い情なのでした。










 

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