アニメ感想文「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」てぃーち(#1)
㊗️TVアニメ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」が2025年1月から始まりました!
沖縄を舞台とした全国区のアニメは少ないので、楽しみにしていました。
原作は空えぐみさんの漫画です。
漫画は以前から知っていましたが、果たしてアニメ化するとどんな感じに仕上がるのか?
放送を心待ちにしていました。
生粋の沖縄人(ウチナーンチュ)である私が、アニメを見た感想を、これから放送回毎にnoteに書いていこうと思います!
まずは第一話。
「てぃーち」というのは沖縄の方言で「いち」という意味です。
アニメの冒頭から、沖縄の方言で主人公に話しかける喜屋武 飛夏(きゃん ひな): ひーなー。
果たしてこんなに強い方言を話す子は、現代の沖縄にいるのかというと…。
います。
かなり少ないですが、純粋な方言で会話するおじいちゃんやおばあちゃんが家にいると、ひーなーのように方言を話せるようになります。
でも現在の沖縄は、私を含めて方言を話せない人がほとんどです。
方言が消滅しないようにする取り組みがなされているので、ひーなーのように方言がスラスラ話せる人は貴重とも言えます。
ただアニメでは、方言のイントネーションや使い方に若干の違和感がありました。
でも仕方がありません。
本気の沖縄の方言で話すと、迫力が出て怖い感じになってしまいますから…。
だからひーなーの可愛らしい方言の話し方は、ある意味正解と言えるでしょう。
次に方言で違和感を覚えたのは、主人公の中村 照秋(なかむら てるあき):てーるーが、比嘉 夏菜(ひが かな):かーなーを呼ぶシーンです。
「かなさーん」
かなさーんと呼ばれたかーなーは、「かなさん=愛している」と聞こえたようで、照れてしまうのですが、そこに違和感を覚えました。
確かに「かなさん」には「愛する」という意味もありますが、どちらかというと悲しみを持ち合わせた愛になります。
「かなさん」は、はかない命を愛おしむような感じで使います。
だから「かなさーん=愛している」の意味で、日常で使うことはありません。
まあでもこれは、漫画やアニメの世界の話なので、面白おかしくするためには良しとしましょう!
アニメの中に学校帰りの浜辺で、闘牛の牛に遭遇するシーンがありました。
闘牛が盛んな地域だと想像ができます。沖縄の中部あたりでしょうか?
海の上にかかる赤い橋がありました。
うるま市の海中道路であることがわかりました。
うるま市は闘牛が盛んな地域です。
このように沖縄の地元のネタが各所にふんだんに盛り込まれていました。
沖縄人(ウチナーンチュ)が見ても、面白い作品です。
今後の放送回が楽しみです♪