支援事例「寒天ゼリー 新味出したい」
原料確保 新販路を提案
◆ 企業名 合同会社OTW
◆ 業 種 小売業
◆ 所在地 名護市
◆ 資本金 400万円
◆ 創 業 2015年
◆ 従業員 2人
【相談】
県内ではオリジナルの寒天ゼリーをマンゴーなど3種類の味で出している。新たにグアバ味を出したいがピューレの状態で安定的に卸してもらえる事業者はないか。併せて新規の販路拡大の相談をしたい。
【回答】
大阪から移住して、マンゴーなど沖縄のフルーツに感動した麻生康恵さんは、家族やお客さまに安心安全なものを食してほしいと起業を決意し合同会社OTWを2015年に創業した。やんばるの農家から原料を仕入れ、委託製造で2021年当時沖縄にはなかった寒天を使ったフルーツゼリーを開発。マンゴー、パイン、パッションフルーツの3種類の寒天ゼリー「琥珀菓(こはくか)」と名付け、着色料保存料不使用の商品として販売している。
沖縄から世界へ(OKINAWA TO WORLD)との思いを抱き頑張り続ける麻生代表の今回のご相談は、新しいフレーバーとして「グアバ味」の製品を出したいとのこと。安定供給していくためには、安定的にグアバピューレの確保が必要である。可能な事業者を探したいとのこと。
よろず支援拠点からは取引事業者のご紹介はできないが、県内唯一のグアバ専門店である「琉球グアバエンタイアリー」の情報をお伝えしたところ、自ら訪問、商談してグアバピューレを確保でき、商品が完成した。
新製品は6月から約2か月で累計200個を販売できた。販路先についても今回の新規アイテム誕生は好機とお伝えし、今までチャレンジしていなかった航空会社の機内販売という新たな販路を提案、営業手法の支援を行った。具体的な手法として、製品や製造過程が一目で見えるバイヤー目線の「1枚のみ提案書」の作成を助言した。
その結果、今年10月~11月の琉球エアーコミューターでの機内販売が決定。同社を含む新規2社、継続10社への新製品グアバ味の取引が決定した。既存の3種類の売り上げも好調で、今後も引き続き新商品の販路拡大などを応援していきたい。問い合わせはOTW、電話080(1456)4176。
(県よろず支援拠点コーディネーター・野口正幸)
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。
詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12578924.html
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