交じる(混じる)と混ざる
今朝何気なくNHKの番組を見ていたら、ナレーションで「大人に交じって・・・」というフレーズが耳に入ってきました。
僕の勘違い
僕は幼少時に九州に住んでいたのですが、「まじる」というのは九州弁なんだなーって思っていたのです。勝手な思い込み。
それがNHKのナレーションでどうどうと言っているじゃないですか。これは調べないといけない!ってことで、国語辞典を引っ張り出してみました。
交じる(混じる)と混ざる
僕が持っている「旺文社国語辞典新訂版第8刷発行」で調べてみました。古い国語辞典ですが、まぁそんなに変わっていないと信じつつ。
交じる=いっしょにはいる。まざる。例)「おとなにー・って働く」
混ざる=いろいろな物がごちゃごちゃになる。まじる。
まずは、交じるは特に方言ではないってことに驚き。そして、それぞれの言葉を辞書で調べたところそこまで大きな違いがないように見れます。
ただ、「交じる」の方の例文は、明らかに今朝NHKで聞いたフレーズです。
勝手に考えてみた
で、勝手な推測なんですが。(ぐぐったら色々でてくるけど。)
「混ざる」はどちらかと言うと「均一になる」ことが多い気がします。と書いておきながらどうだろうとも思うんですが。あくまでも多い気がします。
交じるは均一ではなく、その集団に対してなにか一つが加わるようなニュアンスなのかな?
でも「混じり気」という使い方もあります。
なので、広辞苑第二版補訂版で調べてみました。
混る・雑る・交る=他の物がいっしょになる。入りまじる。混ずる。
交る・混る・雑る=異質のものが加わっていて、周囲に同化することなく存在する意。などなど
なるほど。少し詳しく書いていました。さすが広辞苑。
でも送り仮名が辞書によって違うんだ。時代によって違うのかな?
ってことで少しスッキリ、また少し疑問もできた朝の出来事でした。
日本語もまだまだ面白いと感じた朝でした。