見出し画像

No.1021 まん丸高層ビル!

昨日、市内から6kmの道のりを90分かけて歩いて帰りました。途中から線路沿いの道を歩きます。そのフェンスに可愛い花の枝がツタのように絡みつき、可憐な花を咲かせていました。結構強い風に揺られているさまは、皆で話しかけて来るようです。

「何じゃらホイ?」とは思いましたが、朝の連続テレビ小説「らんまん」を半年間見続けても、植物や花には不案内至極の私です。

でも安心してください。調べられますよ!「アプリレンズ」なる画像認証技術を搭載した我がスマホ「黒主君」によって、「マルバルコウソウ」だと判りました。トップ画像は、その1葉です。
 
葉が丸みを帯びていることや「ルコウソウ」(縷紅草)に似ていることから、「マルバルコウソウ」(丸葉縷紅草)と名付けられたそうです。北アメリカ原産の帰化植物で、観賞用として江戸時代末期の嘉永年間(1848~1854頃)に渡来したといいます。繁殖力の強い外来種に相応しく、日当たりのよいフェンスに繁茂していましたが、可憐な花に相応しく、花言葉は「常に愛らしい」だそうです。

残りの道のりは、あと3km以上あります。あれこれ考えたり、周りの景色に目を奪われたり、人と会話を交わしていたら、きっと忘れるに違いありません。何かいい語呂合せはないか?と考えた時、ふと浮かんだのが「マルバルコウソウ」なだけに「まん丸高層ビル」でした。
 
「まん丸高層ビル、まん丸高層ビル、まん丸高層ビル…」と何度か口ずさみながら帰りました。その途中で、中間考査の「国語」の設問をいくつか考えたり、川の浅瀬で獲物を狙う鳥の姿に見入ったり、団地の中で「車検が近いから、出来るところは自分で点検しておこう」と作業に励むご近所さんと立ち話をしたりするうちに、すっかり花の名前を忘れてしまいました。ウーン、何だったっけ?ん??あれっ???
 
でも、安心してください。思い出しましたよ!そうだ。「まん丸高層ビル」だった。だから、「マルバルコウソウ」だったね!と思い出せたのです。おかげで、こうやって、本日のコラムも書けちゃったわけです。
 
ここ数年、忘れることにかけては人後に落ちない自信があります!今さっきの事でさえ思い出せない特技を身に着けてしまった私にできることと言ったら、すぐにメモ書きするか、駄洒落道に磨きをかけて記憶中枢のお尻をペンペンするかしかありません。本日は、後者で迫ってみました。「まん丸高層ビル」けっこう気に入っています。そっちか!