不登校の原因ランキングとその対策 不登校の社会復帰ブログ⑧
オキモトです。今回は「不登校の原因ランキング」というサイトを見つけたので、そのランキングを元に対策を考察していきたいと思います。
不登校の原因ランキング
第5位 家庭環境
今回はランキングらしく、5位から書いていきます。
不登校の原因、第5位は家庭環境。私の場合家庭環境には恵まれていましたが、家庭環境が悪くて結果学校に行かなくなってしまう方は多いです。
私の両親は私がいじめに遭い、不登校になった後でも私の肉体的な状況を尊重し、家に引き篭もる事を過剰に責めたりしませんでした。
確かに子供が急に「学校に行きたくない」と言い出せば、焦って怒ったりするのも無理のない話です。しかし焦って子供を追い込めば追い込むほど、社会復帰の道は遠のきます。
元来の性格もあるのでなかなか難しいのですが、「いかに親が余裕を持つか」が大事だと、私は考えています。
第3位 勉強の遅れ・成績が悪い
不登校の原因ランキング、第3位は勉強の遅れ・成績が悪いです。第4位は第1位にかなり近い理由なので、後でまとめて解説します。
私の学校は自称進学校だったのですが、勉強が原因で来れなくなった方は結構いました。
ただ、実は殆どの場合、勉強が出来ないことそのものというよりは「教師からのプレッシャー」が原因で壊れてしまうことが多かったです。
いじめと違い指導の一環と言われてしまえばそれまでで、(体罰など行ってない限り)警察権力に頼んでもどうしようもないのが厄介な問題です。
対策としては
①お子さんが勉強嫌いでないのなら、塾や家庭教師をつけて勉強する
②モンスターペアレント的な対応で親が教師に圧力をかけ、プレッシャーをかけにくくする
③通信制高校など、勉強が厳しくない学校に転校する
などが挙げられます。②は親御さんにかなりの負担と胆力を要求されますので、現実的には①か③が対応策になりそうです。
第2位 無気力
おそらくトップ5の中で、最も対策が難しいのではないでしょうか。
無気力の原因は多岐に渡り、またその原因も親のサポートで解決出来ない問題であることも多いです。
一つ対策を挙げるのなら、子供の頃から「否定しない」教育を行うことが挙げられますが、親がどんなに頑張っても周囲の同級生や先生から「否定」され続けると無気力になってしまいます。
また、一度無気力になってしまうと、そこから復帰することは難しくなるかと思います。
解決の第一歩として、信頼出来る精神科の先生を見つけることがあげられます。他の医者に比べても当たり外れ、合う合わないが特に激しいジャンルだと思われますので、根気よく探すのが無気力脱出の第一歩になります。
第4位 学校に馴染めない&第1位学校での人間関係
不登校の原因ランキング、第4位と第1位はそれぞれ周囲との関わりについてが理由でした。
この二つは微妙に違うニュアンスではあるものの、かなり似たような内容なのでまとめて解説します。
これらの解決策には二つのアプローチ方法があり
① 学校に馴染めるようにする
② 馴染んでなくても気にしないようにする
という二つのやり方があると思います。
①に関しては私の過去記事の「いじめられない為の方法 どうしたらいいか徹底考察」
で考察した「いじめの原因」を取り除いていくのが近道かと思います。ただ、やっぱり生まれつきの能力や周りの環境によってはどうしても馴染めない事も多いです。
②に関しては、考え方として「学校だけがコミュニティじゃない」という考え方を持つ事が大事だと思います(いじめ・嫌がらせを受けている場合を除く)。
よく「休み時間に無視するのもいじめ」という意見があります。どこからどこまでをいじめとするかは個人の見解があると思いますが、悪口や暴力、嫌がらせなど実害があるいじめと違い、無視されているだけなら私はなんとかなると思っています。
ただし、それは学校外にコミュニティを持っている場合の話です。コミュニティが学校にしかなかったらどうでしょうか?やっぱり辛いと思います。
私は小学校時代、あまり周りに好かれてはいませんでしたが、習い事や親戚の子供と遊ぶ事が多かったので辛くはありませんでした。学校外のコミュニティが充実していると、学校内で嫌われていてもどうにかこうにか通う事は出来たりします。
ただし、実害のあるいじめを受けている場合は話は別です。学校側が対応してくれるといいのですが、そうでない場合は証拠を集め、警察に駆け込むなどするしかありません…
終わりに
以上が不登校の原因ランキングベスト5と、私の経験から考察する解決策です。
現在不登校・引きこもりに苦しむ当事者の方たちの参考になれば幸いです。
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