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#あの選択をしたから 高校を辞めて良かった事、悪かった事

オキモトです。今回は高校を辞めて良かった事、悪かった事について書いていきます。

ネット上では「日本社会はレールから外れたら終わり」「学校なんか行かなくても良い」など極端な意見が散見されますが、学校に行かないことには当然メリット・デメリットの両面があります。

今回の記事が、学校を辞めるべきか迷っている方の参考になれば幸いです。

高校を辞めた事によるメリット

① いじめがなくなった

学校でいじめを受けていたので、当然いじめはなくなりました。

とにかく学校のチンピラ達が怖かったので、身の安全が保証されたのは本当に良かったと思います。

② 暴力教師と会わずにすむ

うちの学校には問題を間違えるとブチ切れる英語教師(柔道黒帯・身長180cm以上)がおり、ただキレるだけなら問題ないのですが気分によって生徒の首をしめたりしてました。

①同様、身の安全が保障されたのは本当に良かったです。

③ 学校からの成績プレッシャーがなくなった

うちの場合はいわゆる「自称進学校」だったので、勉強に対して教師たちが非常に強いプレッシャーをかけてきました。

といっても①.②とは違い身の安全が脅かされる訳ではないのですが、それでも精神的にはだいぶ落ち着きます。

ただし、学力面では如実にマイナスなので、これは必ずしも良い面だけではありません。勉強という苦行を一般人が遂行するためには、ある程度の圧というのは残念ながら必要です。

④孤独の中で本当にやりたい事が見つかった

これは私の場合なのですが、学校に行かなくなり、友達とも会えなくなる中で自分のやりたい事が見つかりました。

私は今演劇をやっているのですが、おそらく毎日友達と会い、勉強をやらされていた生活が続いていれば一生やる事は無かったと思います。

時間が空く分、やりたい事を見つけることに関しては高校に通っている生徒よりもアドバンテージがあると思います。

高校を辞めた事によるデメリット

①友達が殆ど居なくなった

個人的に、高校を辞めて一番悲しんでいるポイントです。

やっぱり同じコミュニティを卒業した人間と、途中で辞めた人間では距離感が全然違います。たった二人残った友人二人に話を聞くと、二人とも十人前後は高校時代から繋がっている友達が居ますが私はこの二人以外殆ど音信不通になりました。

それでも二人は残ってくれたので良かったと思います。ただこれはたまたま運が良かったからで、友達がゼロになっていたら私は高校を辞めた事を後悔していたかもしれません。

②学力が落ちた

高校を辞めてから学力は大幅に落ちました。元々勉強嫌いで、無理やりやらされる形で勉強してたので仕方ないです。

元々勉強が好きなら、そんなに学力が落ちることはないでしょう。逆に勉強嫌いなら偏差値-10は覚悟した方が良いです。

③ 高校時代の話が出るたびに気まずくなる

これは大したデメリットではないのですが、高校時代の話が始まると気まずくなります。

結論 個人的には辞めた方が良かった

私の場合、高校を辞める事で身の安全が保障され、やりたい事も見つかりましたので辞めて良かったと思います。

ただ、単にやりたい事を探すためだけに高校を辞めるというのはあまり良くないです。せめて通信制の高校に転校するなど、最低限の学力は身につけられる環境がないと後から苦労するなと思いました。

一方で身の安全の確保のためなら、学校を辞めたり不登校になるバリューは高いと思います。特に暴力が絡むならすぐに辞めても良いです。暴力を受け相手が逮捕されたとしても、後遺症が残る可能性はありますし下手したら死にます。

また、勉強が好きだったり塾でしっかり勉強できるなら、学校を辞めるリスクは大きく減ると思います。今の高卒認定試験は昔の大検と違って難易度が高くないので、ある程度のレベルの大学に行ける学力と金銭力があるなら高校以下の学校に行かないことは大きな足枷にはなりません。

逆に家庭の事情や本人の学力の問題で、大学に進学出来ない方にとっては学校を辞めるリスクは非常に大きくなってしまいます。現代の日本では大卒と高卒の差以上に、高卒と中卒の差の方が大きいです。

高卒認定試験も、残念ながら通常の高校卒業とは違うものになります。

以上で本記事を終わります。この記事が学校を辞めようか迷っている学生の方や、その親御さん、カウンセラーさんなどの参考になれば幸いです。

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