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声は使わないと衰える!?引きこもりの方の為のボイストレーニングの基礎 不登校の社会復帰ブログ④

こんにちは、オキモトです。今回は社会復帰を目指す不登校・引きこもりの方に向けて、社会復帰において壁になる「会話の時に声が出ない」という問題について、経験を基に対策を書いていきたいと思います。

はじめに 脱引きこもりして気づいた、声が出ない問題

私は高校3年間を大体引きこもりとして過ごしたのですが、高校三年生の時に演劇鑑賞にハマり、外に出られるようになりました。

私は演劇を観るうちに次第に自分でもやってみたくなり、近くでやっている演劇のワークショップ(体験会みたいなもの)に参加しました。

親以外の人と話す事は2年以上ぶりでした。

最初、自己紹介をする事になったのですが、演劇のワークショップに来るだけありみんな声が大きかったです。順々に自己紹介していき、私の番になりました。

私も中学時代は声の大きさに自信がありましたが、全く声が出なくなっていたのです。

なぜ声が出なかったのかとその対策

不登校・引きこもりの方が久しぶりに話すと、私に限らず声が出ない・こもると言った問題が出る事が多いです。

ここからはその原因と、対策を一つずつ見ていきたいと思います。

原因① 声帯の筋肉が衰えている

実は声帯も筋肉なので、使わないと衰えます。不登校や引きこもりの方が声がこもりがちなのは、普段喋らないので一般人と比べ声帯の筋肉が衰えているというのが一つの原因です。

対策はボイストレーニングをする事が一番ですが、俳優や歌手にならないのにそんな事やってられないという方も多いと思います。

そういう方は、独り言で構わないので何か適当に喋る練習をしてみましょう。ゲームをやりながらゲーム実況者みたいに状況を解説してみたり、テレビやネットの動画を見ながら感想をブツブツ言うなど、何かをやりながらで大丈夫です。

ゲーム実況は結構脳トレにもなるのでおすすめです。ゲームをしながらトークを考えるのはかなり頭を使います。

ゲームをしながら毎動画面白いトークを展開する、ゲーム実況者の凄さが分かります。

原因② 鼻詰まり

これは不登校・引きこもりの方に限らないのですが、鼻が詰まっていると息が通らないので必然的にこもった声になります。

この対策はまず耳鼻科に行き薬、ダメなら手術という事になります。

私は「アレルギー性鼻炎」「鼻中隔湾曲」「上咽頭炎」の三重苦で、物凄く鼻の通りが悪かったのですが、耳鼻科で手術した結果大幅に改善されちゃんと響く声が出るようになりました。

私は「動脈を切らない後鼻神経切断術 」  と鼻中隔湾曲症の手術をセットでやってもらいました。

保険適用なので金銭的にはそんなに高くない(後から帰ってくる事が多い)ですが、手術の際は入院が必要なので時間的負荷は多いです。それでも声に悩んでいる方がいれば参考にしてみて下さい。

+私は上咽頭炎の対策でBスポット療法もやってもらいました。

原因3 力が入っている

声を響かせるにはどうしても脱力する必要があるのですが、久々に他人と話す私は緊張でガチガチになっていました。これでは声が出るものも出ません。

また、緊張していなくても肩こりなどがあると露骨に声が出なくなります。

気軽にできる対策としては、まず肩を上げてから落とす動作を日常的にやってみてください。3秒ぐらいで出来て、緊張からの緩和で少し肩の力が抜けます。

特に不登校・引きこもりの方はパソコンを長時間使う事が多いと思いますので、定期的に立ち上がってこの動作をやって見ることをオススメします。

まとめ 声が良くなると、話すのが楽しくなる

最初、声が全く出なくなっていた私ですが、その後ボイストレーニングに通ったり劇団に入って練習したりしてかなり大きく声が通るようになってきました。

まだまだ修行中ではありますが、嬉しい事に他人から声を誉められる事も増えました。

元々人と話すのがとても苦痛なタイプだったのですが、声を褒められるようになると喋るのがすごく楽しくなります。

この記事が不登校・引きこもりの方が人と話す自信を取り戻すための、一助になれば幸いです。

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