そのサービス、誰が欲しいって言います?
こんにちは、大木公紀です。
日々、店舗の課題に向き合って生活しています。
今日のテーマは、「その商品は誰のためのものか」
最近、クライアントの商品の質が高くて、とても良い、将来が明るい、色々な人にこの商品を届けられるなーと。
そう思っている反面、じゃあ、「その製品は自分で使いますか?」「その製品を具体的に誰が使うんですか?」「他社ではなくてなぜここで購入する必要があるんですか?」など問いかけをした時に。
「この地域の人です」「健康リテラシーの高い人です」「特に定めていません、現状売上も悩んではいないので」などの回答がよく返ってきます。
確かに、現状悩んでいなければ確かに良いかもしれない。
今の読者からしたらこの点はよく理解されていると思いますが、
それではターゲットで終わっていて、自分でも誰に売っているかわからない状態です。
「この地域の人です」なのであれば、僕からは、さらに地域の誰なのかって考えたことはないのかと改めて質問させていただくことは必ずしています。
その商品を全世界の人が使うなんて通常あり得ないですよね、
なのに、それが決まったことみたいに、当然のようになんとなくこんなターゲット。となってしまっているんです。
これの何が問題かっていうと、「本当に喜んでいる人が生まれないこと」「本当に喜ぶ人に向かって注力できない状態であること」「その商品がどのように使われているか売る側が理解、想像できていないこと」です。
じゃあ、その商品は誰のためのものなのか。
小説家を例に挙げると、必ず理想の読者が一人いるらしいです。
この人ならこの文章をどう捉えるかな?何を感じるかな?と自問をしていくんです。
大切なのは「誰に」「何を」届けるのか。
これを決めることで、日頃のセールスや施術・接客でも一貫したテーマが出てくるので、何が正しいのかの解像度がより高まるでしょう。
肝心なのは、理想を明確にすること。それは顧客の理想像。その顧客に対するサービスの理想像。そして何よりも、このサービス商品が顧客にわたり、どんな価値を生み出すのかの理想像をはっきりと理解していくことです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
繰り返しますが、「一貫性」は特に大事です。一貫性がない状態は矛盾を生見ます。それが従業員のストレスや顧客の感じる違和感。そして店舗オーナーの行動もどこに向かっているかがわからなくなります。
日頃から常に意識していきましょう。「顧客起点の一貫性」