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私は何者か、番外編 a dozen 俳句 24


かくれんぼしては寂しい日のみじか

冬花火海へ桃源郷ひらく

泣きながら眠りに落ちて雪しんしん

寒の水なにか伝えることのある

冬ゆふやけ帰るところのない烏

すれ違う人の魂かと白い息

さようなら銀杏立ち尽くす黄のなか

結んでは解いて何度目の冬か

星月夜自ら光るわけでなく

手のなかのほんの少しの冬ゆふやけ

髪切って師走十日の風ひかる

太ったねと言ってはわらふ春隣







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