私は何者か、481
薄暮。
それは私がずっと好み、望んでいるもの。
この、暑くも寒くもない、一日の終わり。薄暮に、我は、感情の頂であるかも知れぬ。週末の家の、けれど、彼のいないゆふぐれ。ごめんね。でも、一人と云ふ、このニッチは誰にも譲れない。影を踏んで、影に踏まれて、そんなひとりよ。
週末の家の、それでも、ご近所さんがくれた、筍。あく抜き、コリコリ度、絶品。で、またまた、山椒を千切り、大量の木の芽和えと、特に柔らかいとこばかりをオリーブオイルとオイスターソース、バターで洋風たけのこ炒め。
ついでに、いっぽん残っていた牛蒡と豚肉とこんにゃくのきんぴらじゃないけど、結果きんぴらなるもの。
おまけに、ポテトサラダも作る。
飲んでます。
三本め。
なにから、許されているのか。
誰も知らないから、世間からはスポイルされているのか、もはや、一粒未満。うーん、そういえば、それなら、望んでいたことではあるまいか。
好きになったのか。
ほんとうか。
好きとは、スキとは、隙、数寄。
好きであるということを、言葉で、伝える。
至難の。
神秘の。
5月4日土曜日、あと、どれくらい生きるとして、あなたに、すきと、ありがとうを、つたえねば。
わたしは何者か。