私は何者か、400
どれもわたしなのである。
必死で闘う。
なんの得にもならぬのに。
そもそも、闘うとは、利を得るためのもの。そう思っていたのだが。
何のために働いているのか。
他人のため。
いや、
己のため。
糧を得たいがためか。
そうではないと。それを、嘯いているなどと、言われる筋合いはないのである。
己のために得た糧を費し、やがては他人をうるおし、回り回って、他人のためにはなっているが、直接的に、自身のこころを癒すものではない。滅私である。サッカー選手ではないが。
みみずが独りごちていると。それもまたいい。
それほど時間があるわけでもない。
雨を待つほど気長でもなく、
雨を降らす女神でもなく。
雨に濡れるカンガルーなら、いい。
舌を濡らすのは、その、雨。
その舌の根も乾かぬうちに。
スキのingが、3年以上4年未満。
イエローストーンの間欠泉か。
これはもう、狐の嫁入りであろうか。
晴れているのに降っている。
降っているのに晴れている。
対である。
何にせよ、対に、したがるのだ。
空が黒く震える。
遠くで雷。
この夏、手足の皮が一新した。
何度でも、生き直せる。
他人の決めた道など行かぬ。
わたしは何者か。