あおむし
通勤途中
コンビニ脇の緩いカーブで
ある意味
我々は
時間を食むちいさな青虫なのかもしれないと思った
今の出来事はすぐに過去となり
けれど
色褪せることなく
記憶の淵に静かに積もる
記憶の雪でもあり
現在の亡骸でもある
今を生きながら
過去を作り出し
未来を食する
ちいさな青虫
やがて
美しい翅を
開くだろうと
誰もが
信じている
その翅は
過去と未来を自由に行き来し
そして
今を否定しない
そんな
自由な翅
通勤途中
コンビニ脇の緩いカーブで
ある意味
我々は
時間を食むちいさな青虫なのかもしれないと思った
今の出来事はすぐに過去となり
けれど
色褪せることなく
記憶の淵に静かに積もる
記憶の雪でもあり
現在の亡骸でもある
今を生きながら
過去を作り出し
未来を食する
ちいさな青虫
やがて
美しい翅を
開くだろうと
誰もが
信じている
その翅は
過去と未来を自由に行き来し
そして
今を否定しない
そんな
自由な翅