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【読書感想】おらおらでひとりいぐも

おらおらでひとりいぐも 若竹千佐子 河出文庫

芥川賞を受賞したときにちょっと読みたいな~と思っていてやっと読んだ。

東北弁がどんどんでてくる。私には故郷というほど今の自分とは遠くなってしまったところはないし、世代も全然主人公の桃子さんとは違う。でも本来的な自分は子供のころ使っていた言語の中にあるのではという感覚を持っている。その部分と人として毎日脳みそをこねくり回しながら生きているところを桃子さんと少しだけつなげて読んだ。

登場人物がいないわけではないのだけれどこんなにも一人の人の一人ではない頭の中をずっと開示されているような話を読んだのは初めてだな。

公式から試し読みもできるようです!


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