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By reading "神様の暇つぶし"

千早茜さんが書いた「神様の暇つぶし」読了したので、感想失礼します!!あらすじとか、小説の内容とかは書かないのでぜひ読んでください!
ネタバレも含むかもなのでご注意を


タイトルになっている ”神様の暇つぶし”
私は、この作品をインスタグラムでみた。
タイトルからでは想像ができなかったから読んでみたいと思った。

この本も会社の同世代の方にお借りしました。
私が気になる本をたくさん持っているんです。
私は彼女の本棚を眺めたい。
眺めたいし、きっと眺め続けられる。
すべての本を手に取ってしまうと思います。




感想にサクッと移ります。

最後の山場感が私的にはすごい好きでした。


千早茜さんは初めての恋愛小説とおっしゃっていた。
これは恋愛小説だ。

” 傲慢と善良 " を読了した後にこの本を読んだけど
”傲慢” この単語が時より出てきます。
私にとってこの単語は結構タイムリーで
「うわっ」
って思わず声が出ちゃいました。

普通といわれるものは、すべて基準が自分であること。
自分がそう思ったから、基準となるもの。

愛を向ける相手なんて、なおさらに自分が基準である

▶藤子

当事者となった時、もちろん人間は周りが見えない時があるし
でもそれは悪いことではないと思う。
人間っていう自分を楽しむことができるから。
結果的に後悔するしないなど関係がなく。
沼にはまることって必ずある。
そんなとき、感情のままに生きてるなって私は思う。
我に返ったときの、絶望感はえげつないですが(笑)

私は藤子の発言で思ったことがあります。

藤子の性格なのか、藤子が決めつけたキャラクターが作り上げたのか
主人公の女の子は、恋愛をしてこなかった。

背が高く体系ががっしりした女が、恋愛をしていけない

そんな理由、この世には一切ない。
“ 甘えていけない ” なんてそんなこともない。
藤子自身が、フジというキャラクターを自分の想像で作り上げてしまっていたようにも感じた。でも藤子の気持ちはわからなくない。
そう思いました。

▶里見くん

献血を続ける理由が私すごくいいと思った。
皮肉が込められてる感じ。ちょーーーーすき。

▶全さん

なんともいえないおっちゃん。
突然現れた時の姿は、忘れられない。
全さんが目の前に現れた時、この人はなんなんだと思う。
でも、時間が過ぎるにあたって恋に落ちるのではないか
と私は思った。言動、行動がそう思う。

すべての状況を知ったときはすでに遅かった。
苦しかった。
最終的に畳み掛けられた感じ。
きっと読んだ人、その薬って・・?ってなったと思う。
私は思った、純粋ではなかった。
全さんはきっと、腰痛なんかではないと疑ってた。

▶食べ物

出てくる食べ物はすべてがおいしそうだ。

泣きたくなったら食べればいい。泣きながらでも飲み込めば、食べた分だけ確実に力になる
本文

その父の言葉の通り、藤子は食べ続けた。できるだけ。

▶最後に

恋で人は変わるだろうか

変わる。人は変わるのだ。私はそう思う。
初めて恋をした、藤子は恋をしてどう思ったのかと考える。
きっと変わると思っただろう。
受け入れられる世界が増えていたらいいと思う。

どんな人の関係も同じです。どんなに深く愛し合っていても、お互い自分の物語の中にいる。それが完全に重なることはきっとないんです。
本文

最後まで読んで、これは大人と子供の恋愛なのかと思った。
引き目を知った大人。引き目を知らない子供。

欲望のままに生きる。
これはきっと、子供じゃないとできない。
大人になりそうな、子供にしかきっとできない。
大人になり切れなかった、子供にしかできない。


私も夢中になるほどの恋をしたい。



最後までよんでいただきありがとうございます。


よんだ印に、ぜひ「スキ」をいただけたら幸いです!


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