■はじめての協業「里山transit」
新橋を中心に店舗展開をしているミナデインですが、
なぜか千葉県佐倉市ユーカリが丘に
里山transitというファミリーレストランを出店しました。
今回は
なぜユーカリが丘に出店したのかを説明します。
・・・
飲食業に携わり11年、
飲食店の素晴らしさを感じた一方で、
飲食店だけで目指せる世界観の限界も感じました。
例えば
「人を健康にしたい」
と思った場合、
食事のみでは難しく、
睡眠、運動、医療など
様々なサービスが必要です。
さらに
そのサービスを持続可能にするには
サービスだけでなく、
デベロッパーや、大家さんなど
ハードを持っている方々とも連携して
まちをつくっていかないと難しいと独立前後で考えていました。
「様々な業界のプロと協力しあって大きな価値を残したい」
以前にも触れましたが、
これがミナデインという社名の由来です。
ご存知かどうかはわかりませんが、
ミナデインというのはドラクエの呪文の名前で、この想いにそっくりだったのです。
実は
僕はこの世でドラゴンボールが最も好きなので、
株式会社元気玉にしようと思ったのですが、
誰も入社してくれない恐れがあったので、微妙に外してミナデインにしました。
・・・
このような想いを持ちながら独立後に一冊の本に出会いました。
「しなやかな日本列島のつくりかた」という本です。
この本の中に
ユーカリが丘のデベロッパーである
山万の嶋田社長のインタビューが出てきます。
山万について話すと長くなるのでこちらをご覧ください。
https://travel.spot-app.jp/chiba_yamaman-yukarigaokasen_akasofa/
長期的なビジョンに感動し
すぐにユーカリが丘へ突撃しました。
運よく
役員の方と会うことができ
7月後半に初訪問
12月にオープン
トントン拍子で里山をオープンすることができました。
・・・
「里山」
この言葉には
「自然と都会の間」
「人の手の入った自然環境」
「地域の資源を暮らしにいかす」
という意味が込められています。
言葉の意味の通り、
ーーー
市民農園の廃棄野菜を回収し、住民に無料で配る「里山リサイクル」
地元農家さんがお店まで野菜を運んでくれる「持参自消」
住民の皆さんとメニューを決める「選挙制度」
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などなど
地域と深いつながりを持ちながら
成長をさせてもらっていて、
都会の新橋と
地域のユーカリが丘で
バランスのいい感覚で仕事ができています。
ちなみに
出店前に何人かに
ユーカリが丘の話を相談すると、
ほとんどの人から
「やる意味あるの?」
「やめたほうがいいんじゃない」
「儲かるの?」
という意見がほとんどでした。
やりたいことが全く理解されず、もちろん僕自身不安もありましたが、
のちに
2020年2月25日にミナデイン社が
ガイアの夜明けで1時間ほど紹介され、
里山中心で番組が構成されることになり、大きな反響を呼ぶことになります。
僕は
バック・トゥ・ザ・フューチャー3の
最後のシーン、
「未来は白紙」
という
ドク博士の一言が大好きです。
目指す道は自分で決めて
自分達でやりきることの大切さを学びました。
里山をオープンして一番の収穫は
儲け、ではなく、信用でした。
おかげさまで
たくさんの良いお話をいただけています。
つくづく経営というのは
ロマンとそろばんのバランスなんだな、と
実感することになりました。
ユーカリが丘の人口は約2万。
その規模で
事業を成り立たせるために、
自然と業態は
ファミリーレストラン
というミナデイン初のチャレンジになりました。
ミナデインの皆さんへ
里山をつくって3年が経ち
昼に時間帯にも強いファミレス業態が
いよいよ完成に近づいています。
このブランド将来が超絶楽しみです。