Vol.2 ドラフト順位のカガク②

ドラフト順位は総合力だけではない。
それは一体どういうことなのでしょうか?

それは…


インパクトです。

ん?

予想と違いましたか?

実績とかじゃないの?
という声が聞こえてきそうです。


想像してみてください。

三年生の夏…
前評判では地方予選突破レベルのエースだったけれど、
なんやかんやで甲子園決勝まで勝ち進んだ選手がいたとします。

こういう選手って、ドラフト順位が高くなる傾向があると思いませんか?

もちろん勝ち進んだのですから、その選手自身の能力はそれなりに高かったのだとは思いますが、実はもっとすごいんじゃないかとか、上昇した人気とかのプラスアルファが順位に考慮されるわけです。
特に投手なんてその傾向強いですよね。

つまり、
最後の夏にどれだけインパクトを残したのか
というのがドラフト順位に影響するわけです。

というわけで具体的なデータを見ていきましょう。

ドラフト優勝

これは優勝した場合のドラフト順位の変動率です。
強豪は他2校より厳しくなっています。
なんせ強豪ですから、インパクトはこんなもんなんでしょう。

ドラフト全国初戦敗退


次は地方予選を突破したけれど全国一回戦で散った場合です。
まあ、これがスタンダードということでほぼ変動なしです。
しかし、強豪の場合は全然ダウンする可能性がありますね。
なんせ強豪ですから…。

ドラフト地方初戦敗退

最後に地方初戦で爆死した場合です。
強豪の場合はシードなので二回戦ということになります。
こちらは3校とも全く同じ変動率となっています。


なお、データは見やすいようにいくつかしか用意していませんが、
実際はもっと細かくデータ管理されてあります。


さて、

俺の担々麺110超えてるけど3位だったんですけど(怒)

とお怒りだった方…
もしかして、全国に行けなかったのでは?
もしくは初戦あたりで散ったとか…?

こんな担々麺にはスカウトの人もさぞやガッカリしたことでしょう。
ちょっとはスカウトの気持ちも考えてみましょう(笑)


ちょっと待てい!
ワイだけがすごくてチームメイトがクソなんや!
勝てなかったのはチームメイトのせいなんや!
ワイを正当に評価してくれい!!!!

わかります。
わかりますよ。


ぶっちゃけ、そんなケースも実際ありますよね。
声を大にしては言えませんが…。


そんな不平を解消する考え方がさらにあるんです。

が、
それは次回ということで。

お楽しみに。

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