絵の見方
絵の見方について
何をしているのだろう?とまずは「純粋」に見てみる。この絵にかかれた子たちは何をしていると思いますか?
例えば美術館で有名な画家の展示会。解説がすぐそばに書いてある。すぐそれを読んじゃってませんか?
解説を読めば、それが正解なんだと、絵の細部まで見なくなります。絵の面白さは隅々に隠れているんです。作者には狙いがあって描いているかもですが、それを見るわたしたちのとらえ方も自由。それがアート。アートは問いかけなんです。
この絵を見てください。それぞれの手の向き、顔の表情が違う。子どもに「何を描いたの?」とすぐ聞かず、絵と向き合ってみてください。あぁ中央はひっくり返ってなんかこっちみてるぞ、左上は赤いの3つも持ってなんだか楽しそう。左下は今にも走り出しそう。
感じた事を「言葉」にするだけで子ども達は喜びます。お子さんの絵も「上手」と一言で片付けず、細部をみてぜひ一緒に楽しんでみてください。
描いた本人とひとつひとつ言葉にして話ししていたら「せんせい、これね、○○○○してるところ」って言ったんです。それに感動して「えぇぇぇすげぇぇぇ!めっちゃすごい!良いやん!最高、先生真ん中のひっくり返ってるところますます好きになった!」って伝えたら、その子が最高の笑顔になったんです。
これをね「上手」って一言で片付けてしまえば、何も生まれない。
というわけで、この絵の中では何が起こっているのでしょうか?想像してみてくださいね。
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