マガジンのカバー画像

旅の話

14
時としてタメになるかもしれない旅の与太話。
運営しているクリエイター

#海外旅行記

#17 世界一カラフルなホーリー祭。

去年の今頃は、新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るい始めた頃で、「首相からの呼びかけで今年はインドのホーリー祭が中止らしい」なんて記事を読んでいました(実際は結構やっていたようですが)。 まさかそこから丸々1年、今年もまだコロナと闘う日々が続いているだなんて。 ホーリーというのは、例年3月に開かれるヒンズー教のお祭のことです。この日は、町の皆でカラフルな粉や水を掛け合って春の訪れを祝う、というインドらしい大変派手なイベントです。 僕は昔、その3月に丸1ヶ月かけてインド

#15 メキシコの秋葉原行ってみた

メキシコの首都、メキシコシティでおもむろに入ったビルが全て萌え系アニメ作品がひしめく秋葉原のような場所だったことがあります。 なんだそりゃ と思うじゃないですか。 あるんですよ。 メキシコシティには、「Friki Plaza」というオタク専用ビルがあるのです。現地でも「AKIBA BUILDING」という俗称で、一部の若者たちの熱狂地帯となっているヲタクサブカルチャービルです。 こちらがそのビルになります。 見た目からでは全く分かりません。 そんなビルがあるということ

#14 世界最強のスイーツを考えてみる。

今まで通算で40ヵ国程度旅してきた僕は、当然その数だけの現地の食事を食べてきました。 今日はこれまでに食べた中で一番美味しかったスイーツ決定戦を行いたいと思います。 ……と、言いつつも、間違いなく外せないのは、ベルギーのブリュッセル、ピエールマルコリーニの本店で食べたトリュフです。 これ、マルコリーニ本店。 初めてピエールマルコリーニを食べたのはまさにこの本場の本店だったのですが、当時チョコといえば明治や森永の板チョコくらいしかイメージの無かった僕にとって、衝撃の美味

#12 フィリピンの山奥にヨーロッパ

あんなに慌ただしかった移動日といったらありません。 その時僕は、前の町から早朝発の乗り合いバンで6時間かけてやってきたフィリピンのバギオという街で立ち往生していました。 目的としてはさらにここから6時間バスを走らせた先にあるビガンという町に行く予定で、即移動したとしても夜到着になってしまうので、すぐにでもバスターミナルに行きたかったのです。 行きたかったんですが、金が無いのです。 いや正確に言うと日本円は沢山あったのですが、フィリピンペソがほとんど無くなっていたのです