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犬鳴村

『コノ先 日本国憲法 適用セズ』


原作は、ホラー界の巨匠 清水崇

実際に九州にある最恐の心霊スポットである旧犬鳴トンネル。
その近くには日本政府の統治が及ばない集落”犬鳴村”があり、そこに立ち入った者は決して戻れないという、都市伝説がありました。
書き込みサイトやSNSには村周辺を訪れた恐怖体験が数多く寄せられています。
犬鳴村は、旧犬鳴トンネルの先にあると言われていますが現在はダムが建設され、日本地図にその痕跡が残っていないのです。

物語は、夜中の2時にある場所に存在している公衆電話に電話がかかってくる所から始まります。
その電話には出てはいけない・・・。
カップルの一組がそこに立ち入った者は決して戻れないと都市伝説にもなっている犬鳴トンネルへ向かいます。
廃屋に入ってトイレを済ませると、奥から犬のような獣のような声が聞こえてくるのです。
怖くなってトイレから出ようとするが、トンネルの奥の方へ行ってしまうのでした。

物語は変わり、臨床心理士の森田葵(三吉彩花)の所に少年と母親が相談に来ます。
少年は「ママには言っちゃだめなの。本当のママが悲しむから。」
奏は、昔から人ならざる者が見える人でした。
所謂、霊感があると言う感じです。
奏が家に帰ると兄の悠真に声を掛けられます。
「明菜がおかしいんだ。」「何がおかしいの?」「それが分からないから聞いてるんだ。」「昨日は何処に行ったの?」「犬鳴トンネル・・・」
すると、奏の弟である康太が言います。
「兄ちゃん、あの犬鳴トンネルに行ったの!?有名な心霊スポットだよね?!」
ですが、父親は犬鳴トンネルの名前を出した事に対して激怒します。
「康太をお前みたいにしたくない。お前の問題に巻き込むな」と。

別部屋にて、明菜が何かを口ずさみながら紙にぐるぐる書いています。
「わんこがねぇやに ふたしちゃろ~♪」
奇妙なわらべ唄を口ずさみ、明菜はおかしくなっていました。
奏は明菜に問います。「何があったの?」
「明菜、見たんだよね。。犬が西向けば尾は東だけど、犬が白ければお も し ろ い・・・よね?」
明菜の彼氏である悠真は明菜が変わっていることに対して霊的な何かがあると奏に話すのでした。

そこから明菜は「もうすぐ行くから。もうすぐ」と電話を掛けてきますが、鉄塔から飛び降りてきたのです。
明菜のお葬式が始まる中、自殺したのは交際していた悠真のせいだと言います。
明菜の体の中には水がいっぱい入った状態だった。
溺死。でも確かに明菜は、鉄塔から飛び降りたはず。

次はそろそろ自分達の番だと昔からの人達が言います。
犬殺しが。」

康太は夏休みの自由研究で犬鳴村のことについてやることにしていましたが、明菜のことがありやめると言いました。

犬鳴トンネルでは実際に事件も起きており、あまりいい噂があるところではありません。
都市伝説は面白おかしく色んな人をオカルトの世界へと誘い、本当にあるかのようにしていますがあくまでフィクションです。

今回の犬鳴村は、その都市伝説の内容のオマージュもあり村の因習なども混ぜてすごく気持ちの悪い内容になっています。

犬鳴村の住民は、江戸時代以前より激しい差別を受けて来たため村人達は外部との交流を一切絶ち自給自足の生活をしている。
近親相姦が続いていると言う話もあります。
ですがこれはあくまで噂です。

いたずら半分でその場所に行き、何かあってもおかしくないよと警告の意味も込めての映画だったと思います。

ちなみにこの映画は村シリーズと言う名目で、全部で3つ映画が続きます。

次回は、樹海村について書いていきたいと思います。

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