最初に。
お世話になっております。作家のおかゆまさきです。
ラノベ作家を15年ほど続けたのち、老舗のゲーム会社のシナリオ部門や請け負い専門のシナリオ作成会社の内部などで4年ほどライター兼シナリオディレクターとして働いてみました。
そんな自分が、どのようにラノベ執筆スキルをソーシャルゲームシナリオ執筆/ディレクションスキルへとコンバートしていったのかを、今回、用語集という形でまとめてみたのがこのnoteです。(たぶん他のことも書くけど)
当たり前のことですが、ラノベとソーシャルゲームシナリオはかなり似て非なるものでした……!
というわけで、今後更新していくテキスト群はおもにラノベを執筆する力を活かしたまま、ラノベ作家ならではのエモいソーシャルゲームシナリオを書くためのスキル・リポジショニングのための読み物となっています。
ラノベ作家のための小説執筆スキルからのソーシャルゲームジャンルへのスキルアジャストというか、スキルコンバートといいますか。
幸いにも、私は会社勤めを経て改めてフリーになった後、私がラノベを多く出版させていただいたKADOKAWA様が作成された『おねがい! 俺を現実に戻さないで! シンフォニアステージ』というアイドルリズム系ソーシャルゲームにて、設定制作・世界観構築・メインシナリオ執筆・シナリオディレクションで関わらせていただけたりもしました。
その際にも、自分で用語集的にまとめた、この一連の心構えを支えとすることができました。
もちろん、他のゲームシナリオでも基本のひとつとして汎用的に今も心掛けていることばかりだったりします。
というわけでラノベ作家でもソーシャルゲームシナリオを書いてみたいという方へ、大まかな思考フレームを作る一助になれたら幸いです。
さらには、
ソーシャルゲーム業界にいらっしゃって、どうにもライターさんがなにを考えているのかわからない、
またはどのようにシナリオをディレクションしていいのかわからないというプロデューサーの方やディレクターの方への補助線としての一知識として読んでいただけると嬉しいです。
作家やライターは基本、『一作家一流派』を持っています。
なので私も「これが正しい! こうじゃなきゃだめなんだ!」ということを言いたいわけではなく、ぜひ、このようなひとつの流派があるんだな、として捉えていただけるよう、お願いいたします。
そしてぜひ、執筆に関して数多くある様々な流派にも触れていただき、互いを参照していただいたり、共感していただいたり、別の視点から考察していただいたりして、ご自分の流派の参考にしていただけたらと。
【最初に。】のまとめ
それでは、最後にまとめてみます。
・長年ラノベ作家をしてきた人間が、ソシャゲ業界に参加。
・そこでラノベとソシャゲのライティングの違いに気づく。
・ソシャゲのシナリオを書く際、今までのラノベのライティングスキルをどう応用したらいいかまとめてみた。
・それをためしにnoteで共有してみる。
・なにかの参考のひとつになると嬉しい。
以上です。
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