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【キャラクター指示書】:ラノベ作家によるソシャゲシナリオ用語集4

第4回目は、【キャラクター指示書】について。よろしくお願いいたします。

※初めての方はこちらからお読みくださるといいかも。

①【一般的な意味】ソーシャルゲームにおけるシナリオの全体像をつかみたい方。
②【一歩踏み込むと】ソーシャルゲームの運営にかかわっており、シナリオ方面の知識を増やしたい方。
③【ソーシャルゲームシナリオを創作するラノベ作家向け】ソーシャルゲームのシナリオ執筆に関わっているライター、ディレクターの方。特にソーシャルゲームシナリオに興味をもっているラノベ作家に向けたもの。

今回の用語【キャラクター指示書】

①【一般的な意味】

 キャラクターシートや、キャラクター設定書とも。ここにキャラの履歴書的に作成された設定が書き込まれる。ライターはもちろん、あらゆるスタッフがこれを確認していくことになるもの。(たとえばイラストレーターさんとか、キャラクターボイスを発注する担当さんとか)

②【一歩踏み込むと】

 多くの場合、シナリオライターはすでに作成されているキャラクター設定書をもとに、シナリオを執筆することになる。初見は膨大な設定量に目が滑るので、何度も確認することが必要。

③【ソーシャルゲームシナリオを創作するラノベ作家向け】

 実はこの設定を十分把握する時間をきちんと取った方が(情報的に正しい)執筆アイディアなどが多く生まれるので、結果的には作成完了までの時間短縮になってくる場合が多い。

 できれば目のすべり止めに、紙のノートなどに書き写すなどすると、その書き写し中に色々なアイディアがうまれてくるのでおすすめですが、アナログ野郎のレッテルを張られないように注意。(私はむしろ主張した)

 実は稼働しているゲームでは、公式設定のほかに、
・ユーザーのTwitterやブログやYoutube。
・準硬式設定となりえるコミカライズ設定。
・CDドラマなどグッズ上で生まれた設定。
・舞台。
・アニメ。

 等々もフォローしていかなければ正確なキャラ性を掴めなくなっている場合もある。(なにが正設定なのか確認することも大事になってくるが……)

 運営サイドのディレクターは、ライターにできるだけ正確な資料を豊富に共有する必要が出てくる場合が多い。
(正確な資料を豊富に共有するために、運営サイドにライティングを理解し、発注資料を常に更新してくださる発注担当者がいらっしゃると、ディレクターもライターもとてもにっこり案件になります)

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今回の用語【キャラクター設定書】のまとめ

・キャラクター指示書は、シナリオライター以外のスタッフさんも確認しながら作業が進む。
・きちんと確認したつもりでも、読めていないことが結構ある
・実は指示書に盛り込めていない、準公式設定があったりするので要確認。
・ディレクターさんはライターさんのためにも、そういう準公式設定もフォローしてくださるとありがたいです…!

 以上です。
 お時間ありましたらフォローしていただけるか、今後更新予定の他の用語一覧に戻って、興味のある記事を見つけていただけると幸いです。

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