今回は、「世界インフレの謎」という本をとりあげます。
経済は自分にとって苦手な分野で、新聞やニュースをみても、ほんとうのところはよくわかっていません。
去年あたりから食品はじめいろいろなものが値上がっていますが、なぜなのかはきちんと分かっていませんでした。そんなこともあり、新年早々まだやる気があるときに苦手な経済の本にトライしてみようと思ったわけです。
今回のインフレですが、結論から言うと、ロシアのウクライナ侵攻によるものと思っていましたが、そうではなくパンデミックが真の要因らしいです。グローバルな供給網が寸断されてしまい、さまざまな商品が品薄となったことが原因なんだそうです。
冒頭にも書きましたように、ウクライナのことが原因かと思っていました。エネルギーや小麦などの供給が減ったから、値上がりをした。なんとなくそんなことを聞いたような気がしたような。こんなものなんですね、自分の理解というのは。
アメリカでは働き手が大幅に減少したそうです。他の国から出稼ぎに来ていた人が戻ってこれなかったり、早めにリタイアをしてしまったりして、50年分くらいのことが一気に起こったそうです。
おもしろいなですね。経済というと数字や計算がイメージされますが、実際の人々の行動変容が影響しているところが分かり、少し興味が持てました。
現実問題として身につまされることです。たしかにモノの値段があがっているのに、年収があがらなかったら、実質的に年収ダウンになってしまいまからね。なんとかお願いしたいものです。
今回、苦手な経済の本にトライしましたが、人々の考えや行動がインパクトを与えるというところはおもしろかったですね。以前よりも経済が身近になりました。
この本は私のような経済が苦手な人にも分かるように書かれています。最初にこうして全体像を示し、それ以降にそれらを詳細に説明してくれています。もし、興味がありましたら、手にとってみてはいかがでしょうか。
読んでいただきありがとうございます。
次も書きます!