なんだかテンションの上がらない倉敷市議会議員補欠選挙2024
選挙が始まると、街宣車が街を走り、なんだか賑やかになる。
14日の日曜日に告示され、選挙ポスターが張り出される。
ん??
張り出されてる??
補欠選挙なので、2議席に7人が立候補。
ん??
5枚しかポスター貼られていない・・・。
倉敷市には750カ所の選挙ポスター設置場所があり、選挙の体勢によっては、一気に晴れない陣営がいることもある。ポスターを最後まで貼らないという候補者もこれまでにはいた。
でもまぁ、初日にばーん!!と張り出されて欲しいな〜。
選挙始まったぞ!と気持ちよく応援したくなる環境にしてほしい。
テンション上がらない選挙だな〜、という気持ちからスタートした。
市長は無投票
そもそも、市長選挙は無投票。
候補者が1人だけだったので、投票を行わず当選。
伊東香織さんが続投。5期目。
5期は流石に長い・・・。20年ってことになるからね・・・。
市長選挙が無投票となると、投票率が心配。
倉敷市議会議員選挙(2021年)の投票率は35.38%。
倉敷市議会議員補欠選挙(2020年)の投票率は25.63%。
とんでもなく低い。
補欠選挙のリアル
7人のうち、2人が当選するのが補欠選挙。
前回の補欠選挙では、13,500票を獲得して当選を果たしている。
しかしながら、任期は4年ではなく、約1年足らず。
来年の1月ごろには、倉敷市議会議員選挙が行われる。
これが補欠選挙のリアル一つ目。
43議席を50人近い候補者から選ばれる。
1,900票ほど獲得できれば当選できる。
補欠選挙で獲得した票は、7人のうち誰かという選び方でしかない。
本選では、いつも応援している候補者に票を入れてしまい減っていく。
本当に自分を応援してくれている人がどれくらいいるのかわからない。
これが補欠選挙のリアル二つ目。
補欠選挙で当選して、1年でも経験を積む。
当選した人として現職として、本選を戦うという価値はもちろんある。
気を取り直して、候補者を見てみよう
1人目 水田だいすけ
「障がい者福祉支援」を押している。
前回の市議選の時は、「若い力」がキーワードだった。
この3年くらいで、障がい者福祉に目を向けるようになったのだろう。
本人のWEBサイトには、NPO法人障害者支援事業所指導員と書いてある。
NPO法人を設立したのかと思い、内閣府の登録を確認してみたが、見当たらなかった・・・。
ちなみにポスターはぶっ壊す型。
確かにどれも大事だけど、たくさんあるね。
特に障がい者支援がメインのようにも見えない選挙公報でした。
2人目 服部たいへい
ウケノミタマ??何かの神様??
本人のWEBサイトを見れば、「農業」がキーワードのようですね。
しかも、甘酒の販売もしてる。
選挙公報は、稲作を中心とした6次産業。
これ市議会議員じゃなくて、事業としてやったらどうだろう?
特に若者の就農支援ってどんなこと考えてるのだろうか?気になる。
3人目 真田いさく
唯一の所属のある候補者。
参政党が岡山では、まだ馴染みがないですね。
党として、プラスと出るかマイナスと出るか分かりませんね。
動画では、庭師をして、5歳のお子様がいるようですが、
以前は、片岡総社市長のもとにいたようですね。
党のバックアップがあると、WEBサイトや動画など充実はしますね。
内容があるかの判断をしなきゃいけないところではありますが、見た目は良くなります。選挙ポスターだっていいもの作られてますものね。
市議選には初めての出馬ですが、昨年の岡山県議会議員選挙にも出馬してましたね。
笑顔、未来、子ども、キラーワードが並ぶ。
理想はよくわかる。でもどうやってやるの?市民はそこを聞きたい。
4人目 しおつ心
倉敷の花「藤」の色なんでしょうね。
特にWEBサイトも見つかりませんでしたが、Google検索して出てくるのは、
お父さんが、倉敷市議会議員の塩津学さん。
塩津学さんといえば、恐喝未遂の罪で起訴されました。裁判で判決が出たわけではないので、犯罪者というわけではないのですが、かなり衝撃のニュースでした。
塩津心さんは父親の秘書をしていたという記載もありましたが、本人のWEBサイトでないのでわかりません。
ポスターから分かることは、「最年少」「女性」
若いと女を売りにすると、女性票は取れませんが男性票は取れるのか?
数多の愛。結局、何をするのかは私には理解できませんでした。
5人目 たけのり史園
走る!しか言ってません。
前回のポスターとおそらくほぼ変わってません。
前回は、「10年先の倉敷のために」という標語が入ってました。
3年前と大きくは変わらず、メンタルコーチを生かした「スポーツ」、
防災士を生かした「災害対策」、と高齢者に向けた施策。
変化としては、「平等」。不平等感が3年で増したのでしょうね。
6人目 たのりょう
34歳。本当にこの世代を巻き込んでくれるなら、頼もしい。
韻を踏んだダジャレ系、いやラップ系の選挙公報。
思い切った施策を出してくるところがいい。
・蓄電池とEVの導入補助金を倍にします。
・プレミアムクーポンを全世帯に配布します。
何も言っていない人が多い中、できるかどうかわからないのであれば、言ってしまえ!の精神。若さが時代を変えるのか?と思わせてくれる。
EVは本当に詳しいみたいね。補助金を倍にする施策は、自分が儲かるのか?と考えてしまう。
7人目 親ゆうじろう
ダジャレ系&ぶっ壊す系ポスター
整骨院・鍼灸院をしながら、5人の親は純粋にすごいな。頑張れパパ。
子どもを中心に政策を作った感じがあり、一貫性を見る。
細かく見れば、安心安全なまちづくりに「減税」があったり、「大手企業誘致」などちょっと分かるようでわからない感じのカテゴリーもあるけど。
ここまで色々考えているのなら、倉敷市の財政や産業のところまで考えられるようになって欲しいかなぁ。
まとめ
誰が当選するか、次点なのかを書きたいわけじゃない。
そんなのわからないし。
ただ、テンションが上がらないのは、ポスターが貼られていないからだけではないように思う。全体的に、何がしたいのかがよくわからない人が多いことにちょっとがっかりしている。
それでも、投票にはいく。迷いに迷うだろうけど、投票にはいく。
投票は、いかにバイアスを外せるかでもある。
何度も選挙に出馬しているから。
若いから。
女性だから。
政党のバックアップがあるから。
当選しそうな人を選ぶのが選挙ではない。
この人にまずは1年、市民の代表である市議会議員という役割を一生懸命やってくれれば、その後もいい結果をもたらしてくれるのではないかという人を純粋に選ぶ。
純粋とは何かは難しいが、上記のバイアスで人気投票をしないこと。
倉敷市が本当に、本当に良いまちになって欲しいと願っています。
最後に
でも結局、誰に入れていいか、わからない!!
と思った方へ。