日本国憲法、変えていいの？vol.2（第1条）
憲法が変わる？
1947年にできた憲法。
もう時代遅れになっているとも言える。
日本は唯一の原爆被爆国でもある。
変えるべき？変えないほうがいい？
私は、弁護士でもなければ、法学部も出ていない。
ただの日本国民。
言うがまま、指を咥えてみているのは嫌だ。
インターネットでこんなページを見つけたことから、
現在の日本国憲法と変更しようとしている草案を見比べてみた。
・論点1 「天皇は象徴なのか？・元首でもあるのか？」
日本国憲法・第一条は、
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
草案は、
天皇は、日本国の元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴であって、その地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。
天皇は日本国の象徴と思って生きてきた。そもそも象徴もよくわかっていないが、政治には関与しないという意味だと認識している。
「元首」って何？？
元首とは国の首長、または国際法で対外的に一国を代表する機関であり、君主国では君主、共和国では大統領などである。（Wikipediaより引用）
ん？なんか政治に絡みそうな空気あるよね。
現行の日本国憲法には、元首に関する規定はない。そのため、元首については様々な見解がある。象徴天皇を元首とする説、実質的機能を鑑みて内閣ないしその首長たる内閣総理大臣を元首とする説、元首は不在とする説がある。多数は、内閣または内閣総理大臣が元首であるとしている。（Wikipediaより引用）
現在の日本国憲法では、元首が誰とは記載がない。
1 天皇が元首だ！説
2 内閣総理大臣が元首だ！説
3 元首はいない！説
記載がないため、3つの説があるということになり、実質的には2が有力だろうと言われている。私もそう思う。
大日本帝国憲法の天皇は？
大日本帝国憲法では第4条で「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬（そうらん）」するとの明記があった。（Wikipediaより引用）
天皇は、元首だった。
元首（第日本帝国憲法）→象徴（日本国憲法）→元首
なぜ戻す必要があるの？？
もう一つ戻ってみた。
明治憲法の元首
明治憲法4条にいう「元首」は、国家有機体説に由来する概念をもって、唯一絶対にして統治権を総攬する君主を「元首」と定めたのである（明憲1・4・13など）。（Wikipediaより引用）
いや〜やっぱり象徴だけでよくない？
反論が思いつかない。
第一章「天皇」
日本国憲法の第一章は「天皇」のこと。全部で8条まである。
1条以外にも気になる部分があったので、ご紹介。
天皇のこれから1
天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。（第3条）
天皇の国事に関する全ての行為には、内閣の進言を必要とし、内閣がその責任を負う。（草案第6条4）
内閣の助言と承認→進言に変更する。
助言：「それやりましょうよ〜」（内閣→天皇）
承認：「それやっていいですよ〜」（天皇→内閣）
相互関係だった。
真言：「それやってはいかがでしょうか」（内閣→天皇）
天皇からの国事行為の提案はなくなる。
いいのか悪いのか、さっぱり分からん。
天皇のこれから2
国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする。（草案・新設第3条）
日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない。（草案・新設第3条2）
元号は、法律の定めるところにより、皇位の継承があったときに制定する。（草案・新設第4条）
この3つは、わざわざなぜ入れたのだろう？と不思議に思った。
同時に入れた方がいい人がいることも感じる。
天皇のこれから3
天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。（第4条）
「のみ」が消えた。
天皇は決められたこと以外のことも、内閣の進言があればできる。
もちろん、国政に関わること以外で。
ここで「元首」として、国政にはならない範疇のことを天皇にやってもらおう！と考えているのではないかと思ってしまった。
それがなんなのかは分からない。
例えば、ローマ法王のようにお言葉を発信してもらう。元首として。
グレーだけど、力を持つような気がする。
しかし、これ自体はいいのか悪いのかは分からない。
内閣が天皇をうまく使えるというイメージだ。
今日はここまで。お疲れ様でした。
このサイトから参考にさせて頂きました。
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