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深夜の読書・国語辞典を読みながら・・・第3夜〜愛嬌と愛想〜

大寒波で日本中が凍るような3連休、いかがお過ごしでしょうか。

悲しいと嬉しい

哀歓(あいかん)。
よく似た言葉に、悲喜交々(ひきこもごも)。
モゴモゴもしてますが、悲しいと嬉しい。
どちらの言葉も、悲しいが先なんですね。

愛嬌と愛想

愛嬌がある:個人の顔立ちや性向が自然に備わったもの。
愛想が良い:人に対する対応のしかた。

愛想もこそも尽き果てる(こそは小想と当てる)
※読みは、あいそ、あいそうのどちらもOK。

噂のアイツ

アイツは、彼奴(あいつ)と書く。
あやつから転じてできた言葉らしい。
あやつ、こやつ。あの奴、この奴ってことだったのね。

うん、うん、そうですね。

相槌(あいづち)、打ちますよね。字で見るとわかりますが、
つち(ハンマー)を打ってる分けです。

鍛冶などで、交互に槌を打ち合う意から

だから、「づち」ですよ!「ずち」ではないですよ!

生の僧侶は、関係ない

生憎(あいにく):物事が予想や目的どおりに進まなくて、残念だという気持ちを表す。

元々は、「あやにく」だったようですが、「あやにく」ってなんだ?
「あや」は、「ああ」とか「まあ」と同じ感動詞。だから意味はない。
「にく」は、憎い、「あいつが憎い」の憎い。
「ああ、なんとまあ、憎いことに〜」→「あいにく」ということですかね。
ちなみに、「生」は当て字なので、意味はないようです。

相棒は刑事ではなかった

相棒:物事を一緒にする相手

駕籠(かご)などの棒を担ぐ相手の意味だったから、この漢字か〜。

色の名前だと思ってた

アイボリー:象牙(でできたもの)、象牙色

甘そうで辛そうな「曖昧茶屋」

メニューはシェフの気まぐれ●●しかないカフェのことかと思いきや、

曖昧茶屋:料理店などを装って娼婦をおいた店

もこもこした感じがかわいい

曖昧とほぼ同じだけど、ちょっとかわいい

曖昧糢糊(あいまいもこ):物事があやふやではっきりしないさま

ビューラーは、ウォークマンと一緒。

まつ毛を挟んで上向きにカールさせる道具=「アイラッシュカラー」

ビューラーは商品名。昭和37年に商標登録されているようですね。

ナニがナニやら、わかりませんが

文色(あいろ):物の色・形などの様子。物事の筋道。

「急に涙を流し、文色も分からず・・・」という感じに使う。
素敵な言葉やな〜。

ボトルネックを言い換えよう

隘路(あいろ):狭くて通りにくい道。物事を進める上で、妨げになるもの

隘路の「隘」の字が難しいのが、使われなくなる理由かな〜。



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