凡庸な読み方だが、言い間違えられやすい
世間で多いとされる名字、ぱっと思いつくのは佐藤、鈴木、小林など。
私の生まれた場所には一人もいなかった。
田舎という事もあったのかもしれないが、小学校時代の同級生の1/6は同じ名字だった。自分にとっては珍しくもなんともない名字。
大学入学と同時に地元を離れて、初めましての友達に名前を名乗る。不思議な事に名字は間違って覚えられる事が多かった。
社会人になって、電話応対で社外の方に名字を告げると聞き返される事も多かった。「岡村さん?岡本さん?」
そういえば会社でシャチハタを作って貰った時も、名字の組み合わせが既存のものではなかったようで特注して貰ったと聞いた。
文字にするとなんて事ない、普遍的な読み方。言葉にすると言い間違えられやすい名字。
いまは仕事中しか名乗る事がなくなったため、以前ほど気にならなくなったものの、間違えられなくなったのが少し寂しくなった私がいる。
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