アルバイトから代表取締役になって1年経過したので振り返ってみる
UPDATA代表の岡村です。三連休に数年ぶりにちゃんと休んで大阪旅行に行ってきました。GoToキャンペーン使ったんですが、なんと往復新幹線代とホテルの料金で17000円/1人でした・・・地域共通クーポンも4000円分もらえるので実質13000円という、まさかの片道新幹線代を割る値段で驚きました。東海ツアーズが最強らしいので、是非旅行を検討されている方は見てみてください。
さて、今日の本題ですが、いくつか下書きのタイトルを社内で見てもらったところ、このタイトルが人気だった内容を書いてみようと思います。実際に同じ会社でアルバイトから代表取締役になるパターンはかなりのレアケースかと思いますが、実際にどういう経緯に代表になったのか、代表になるまでの仕事や心境の変化などを振り返ってみます。
これまでのキャリア
まず私がどういうキャリアだったのかをお話しないとイメージできないと思いますのでざっくり書いてみます。
・公認会計士志望
↓
・大学在学中にアフィリエイトを始める
↓
・創業メンバーと知り合いUPDATAへアルバイトとして参画
↓
・コーダー、デザイナー、ディレクター
↓
・ダイヤモンドテール事業責任者
↓
・取締役
↓
・代表取締役←イマココ
ざっくりこんな感じです。インターネットビジネスに関わりだした最初のキッカケはアフィリエイトを始めた事です。元々ネットゲームやったりネットで遊ぶのは好きだったので割とすぐにハマりました。
その後創業メンバーの小林とアフィリエイターコミュニティで知り合い、UPDATAの仕事を手伝うようになっていきます。
経歴からも分かるように見た目に反して(うるさいわ)制作畑のキャリアを歩んでおり、純粋な営業は経験していません。(ディレクターとして、事業責任者として、取締役としてなど結果として営業をすることはもちろんあります。テレアポは苦手です。)
事業責任者以降は当然なんですが制作の実務からは離れていき、ビジネスサイドの仕事が増えていきます。(でも新規サービスのモックは今も作ったりしていますw)
その後5-6年前に取締役になり、2019年10月に代表に就任させていただきました。
代表になった経緯
このあたりは色々と複雑な経緯がありまして、全ては記載できないので簡単に説明だけさせていただきます。
UPDATAは2007年創業ですでに13年運営されている会社なんですが、13年も経過すると事業内容や世の中の流れなどもだいぶ変わっています。
その上で改めて今後会社をどうしていくのか、どこに向かっていくのかというところを話し合った結果、私が代表をやらせていただくことになったという経緯になります。
もっと細かい話を聞きたいよって方は個別に連絡いただくか、入社してくださいw
株ってどうしたの?
これ書いていいのかな?まぁ大丈夫だろう。
※詳しい人ほどここが気になると思いますのでw
株に関しては創業メンバー含め関係者で相談した結果、ほとんどの株を私が買い取らせていただくことになりました。
ここは揉める会社もあると思いますが、しっかりと着地できて本当に感謝しかありません。
細かな金額やパーセンテージは流石に記載できませんが、個人の貯金だけでは全然足りなかったですw(元々計画していたわけではなかったので)
ちなみに経験者の方はお分かりかと思いますが、ここの意思決定も割とイレギュラーなパターンだと思います。
これでだいたい前提条件はイメージしてもらえたかなと思います。
どうやってキャリアパスを描いたの?
この質問よく聞かれるのですが、まず私はキャリアパスを描いたことがありません。
割と本気で「目の前の仕事を一生懸命やっていたらこうなりました」と言っています。
そもそもキャリアパスというのはすべて自分が主語だと思うのですが、仕事って相手が主語で考えるべきだと思っています。
そう考えると本来キャリアパスの描き方って
・自分の実現したい世界を考える
↓
・それに一番近そうな会社を選ぶor起業する
↓
・一生懸命仕事に打ち込む
↓
・定期的に振り返って情報をアップデートする
↓
・一生懸命仕事に打ち込むor必要に応じて転職or起業
みたいな感じになるのがいいのかなと思うんですよね。
キャリアパスってだいたい「あなたはどんな仕事をしたいですか?」みたいな感じで描く事が多いと思うんですが、大事なのは「あなたは仕事を通じてどんな世界にしたいですか?」というところです。
私のキャリアパスに話を戻すと上記の「一生懸命仕事に打ち込むor必要に応じて転職or起業」のところがずっと「一生懸命仕事に打ち込む」になった結果として「代表取締役になった」という結論になります。
これは会社の文化、事業内容、自由度、自分の役職・成長速度などがいい感じでハーモニーを奏でた結果として転職や起業の選択肢を選ぶ必要性が無かったのだと思います。
これって実はかなり幸運な事ですよね。
心境の変化はあったの?
実際に役割が変化していく中で心境の変化はあったのかという点ですが、たぶんあったと思うんですが、私のキャリアパスってキャリアよりも仕事に変化が先に来ている事が多く、ぶっちゃけあまり覚えていないんですよね。
つまり「事業責任者になったからその仕事をする」ではなくて、「その仕事をしていたら事業責任者になった」という感じなのでキャリアの前に心境の変化が先に来ているんです。たぶん。
そういった前提での話になるのですが、振り返ってみて確実に変化があったなと思う時を書き出してみます。
アルバイト開始
今でも覚えているんですが、何の実績も無い自分を働かせてくれているだけでありがたいなと思っていました。なので死ぬ気で仕事して実績出さねばという意識だったと記憶しています。だいたい月曜日に出社して土曜日に帰る働き方してました。オフィスにシャワーも毛布もあったので家に帰る意味を見いだせなかったんですよね。
事業責任者
事業責任者になる前だったかと思いますが、社内で進めていた新規事業が盛大にコケたんですよね。たしか開発までは必死でやって完成したんですが、その後思うように売れなかった。結局そのサービスは閉じることになりました。その時に「あ、ちゃんと完成しても売れないって事もあるんだな。じゃあ作るだけじゃなくて売れるかどうか、事業として成り立つかどうかまで責任持たないとダメだな。」と思って責任の範囲を広げた記憶があります。
代表取締役
まだ1年くらいなのでこれから新たに心境の変化があるかもしれないのですが、この1年で考え方が変わったなと思う点をいくつか。というか代表に関しては就任した後でやっていく上で変化があったことが多いかもしれません。
・自分の発言の影響力を意識するようになった
これは内部外部共にそうだと思いますが、今までにも増して発言の影響力が高くなっていると思うので、どんな内容をどう伝えるのかはかなり意識するようになったと思います。
・組織づくり、採用への意識が高まった
これまでも意識はしていましたが、プレイヤー要素が高かったと思います。今はどちらかとうと自分でどうにかするというよりは、「どうやったら組織がゴールに向かって最速で走れるか」、「どうやったら最強のメンバーがジョインしてくれるか」みたいな事を考えている時間が多いなと感じます。これはこの数年でジョインしてくれたメンバーがどんどん私の仕事を奪ってくれている事も大きく関係しています。ありがとうございます!
プレッシャーは感じるのか?
「代表になるってすごいプレッシャーなんじゃないか?」と思っている方が多いかと思います。
これに関してはすごく難しいんですが、「プレッシャーが全く無い!」と言えばそうではないんですが「プレッシャーで押しつぶされそう!」ということかと言われればそれもなんか違うんですよね。
私がもう何年も役員として会社経営に関わってきて、売上ヤバい時もあったし、キャッシュヤバい時もあったし、ワークしきれなかった人に辞めてもらったりしたこともあってある程度耐性が付いているからかもしれないのですが、「割といい感じのプレッシャー」だなと感じています。
プレッシャーは無い方がいいという方もいますが、私は人間は「放っておくとどんどん楽な方へ流れていく生き物」だと思っているので、どんなに自分を律することができる人であっても、程よいプレッシャーはあった方が結果として高いパフォーマンスを維持できるんじゃないかなと思います。
結局代表取締役って楽しいの?
人にもよると思いますが、少なくとも私はすごく楽しいです!
この楽しいには、すごく嬉しいこと、すごく辛いこと、すごく大変なこと、借入の連帯保証人になってることなんかも全部含まれていますが、それらすべて含めて楽しめているという実感があります。
結局は一度切りの人生なので、やれることは全てやってなんぼなので、これも運命と思って思い切り楽しもうと思います!
一緒に会社を楽しくしてくれるメンバーも大募集中ですので、是非ご連絡ください!