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キャリアカウンセラーのおかちんです。
今日はどんな一日でしたか?
今日は岩手地区会の経験代謝ピアトレーニングに参加しました。
CDAになって以来、地元で行われるトレーニングは積極的に参加していましたが、ここ数年はオンラインになったおかげで全国各地で開催されるイベントに自宅から参加できるようになり、参加回数もグッと増えました。
わたしも場をつくる側として開催することもありますが、参加される方とともにつくる場なので内容も展開も雰囲気も毎回違います。だから、どんなときでも学びになると感じています。
守秘義務があるので詳しくはお話しできないのですが、「ある一言が与えた影響の大きさ」を話してくださった方がいました。
そのお話しを、ともにかかわるオブザーブ役として伺っていたのですが、その「ある一言」をわたしは「何かしらの経験と結びついているのでは?」と考え、わたしだったら「以前のことを尋ねてみたい」と発言しました。
しかし、相談者役の方が「ある一言」を言われた瞬間の気持ちを話してくださったとき、わたしはショックを受けました。その方は「ある一言」によって大きく傷つき、旧態依然とした組織や事の大きさに気づいていない人たちに対する複雑な感情を抱いていたんです。
その語りに……わたしは思わず涙が出てしまいました。そしてこんなことを思いました。
「どれだけショックだったのか、感じ取ることはできなかったのか」
「なぜ言われれる側の気持ちに思いを寄せられなかったのだろう」
「わざわざこのお話しをするということの意味を考えただろうか」
「相談者の語る経験を豊かに見る」という今日の勉強会の目的が果たせていないことに、とても悔しい気持ちが湧いてきました。わたしのものの見方や捉え方が、凝り固まっていたのかもしれません。
一方で、相談者とCDAとの間に信頼関係が生まれたからこそ、この場のみんなのかかわりで語りたくなったからこそ、誰かに心の叫びを聞いてほしいと思えたからこそ、嫌なできごとの瞬間の気持ちを語ってくださったんでしょうね。
それはわたしにとっては、ある種の救いになりました。
というのも、相談者は”この場”にいる誰か一人にでも「聴かれたくない」と思ったら、ここまで自己開示はしなかったはずです。
”この場”にはわたしも含まれています。
つまり、相談者自身が「話を聴いてほしい」と思える仲間の一人として認めてくれたから本当の気持ちを語ってくださった、ということになります。
「この場は仲間=ピアがつくります」
そう説明されていたことを思い出しました。
傾聴力を磨くには、他者の力が欠かせません。
自分以外の誰かが話をしてくれなければ、傾聴はできません。
それには相談をし、相談を聴くというトレーニングの場が必要です。
「資格を取ったけど実践の場がない」
そんな声をよく伺います。
でもいざ60分間、有料でお話しを伺うことができるかというと……自信を持ってYesと言える方はどれくらいいらっしゃるでしょう?
だからこそ、こういう学習会の場を活用し、傾聴力を磨くことが大切なのだとわたしは考えています。
キャリアカウンセリングの実践トレーニングの場として、この「ピアトレーニング」は全国各地で開催されています。オンラインでも毎週末どこかで開催されています。
せっかく資格をお持ちなのであれば、ぜひ実践力を磨くために参加していただきたいと思います。
わたしも、一参加者としてこれからも顔を出させていただきますね♪
岩手地区会のみなさん、素敵な学びをありがとうございました!
明日も素敵な一日でありますように。