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今日もお疲れさま。

キャリアカウンセラーのおかちんです。


みなさんは「この人には敵わないなー」って経験ありますか?

どうやっても追いつけない・追い越せない、そう感じさせるようなスゴイ人に出会った経験です。


私には何人も、というかほとんどの人にそう感じています。

キャリアカウンセラーだと、養成講座でお世話になったI先生、アシスタントスタッフのS先生。その後出会ったCDAの先輩のSさん、Oさん。地区を超えてつながった(今では仲間の)Tさん、Kさん、Sさん……。そして今の師匠のDさん。
もうこの世界はみんなスゴイ人ばかりで、追いつきたくても背中が遠くて…知れば知るほどその差を痛感しています。

もちろん仕事で関わっている先生方もそれぞれのスペシャリストですから、私が到底及ばないプロフェッショナルな世界でご活躍されており、そもそも追いつこうなんて思わないくらい尊い存在です。追いかけたとしたら、背中が見えないくらい遠いところにいらっしゃいますかね。

そんなスゴイ方々と、ご縁があって一緒に関わる機会をいただいています。こんな仲間がいたら心強いですよね。もう全幅の信頼を置いてともに取り組んでいます。


でも、憧れで終わらせるのではなく、目標として近づきたいと思うと、途端になかなか追いつけそうにもないことに、心が折れそうになります。


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ところで、『アキレスと亀』というお話しをご存じですか?


先を行く亀に追いつこうと走るのですが、亀がいた地点にたどり着いたときはすでに亀は先に進んでいる。その亀に追いつこうと走っても、たどり着いたときにはまた亀は先に進んでいる。その亀に……
そんな具合に、『亀は常に先を行くので永遠に追いつけない』という話です。(ここから数学的に解析していくことが先ほどのブログの内容ですが、今回はその部分は無関係です。)


ここで大事なのは『永遠に追いつけない』と感じているということです。

現実に人が亀に追いつく・追い越すということは可能だと思います。でもこのたとえ話に出てくる、『いつまでたっても追いつけない』という感覚が、追いかける側の心理にあるということです。


例えば、ある資格を取得した先輩がいます。
自分も同じ資格を取りたいと、取得を目指してがんばりました。
そして半年後、念願だった資格を取得します。

ところがその頃には、先輩はまた別な資格を取得していました。
自分も同じ資格を取りたいと、新たな目標を立ててがんばりました。
そしてまた半年後、ついに新たな資格を取得します。

するとまた、先輩は別の上位資格を取得しているではありませんか。
自分もさらにがんばろうと思うのですが、こんなに苦労しても先輩は常に先を行くからいつまで経っても追いつけない気がしてきました。
その頃からだんだんと自分のやる気が下がっていくことを感じ始めます。


このように、追いかけても追いかけても届かないような感覚を、アキレスと亀というお話しは伝えているのだと思います。


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そもそも、なぜ追いつきたいのでしょう?

その人への憧れから?
同じレベルに立ちたいと思ったから?
心のどこかにある負けず嫌いな気持ちから?

きっと一人ひとり理由は違えど、追いつきたいと自分を突き動かすような出来事があったのでしょう。

それは自己実現の欲求なのか、それとも承認欲求なのか……
(マズローの欲求5段階説は以下のブログをご覧ください)


一つ言えるのは、『”追いつくこと”自体が目的になっていないか』ということです。
追いつくことで、どんな自分に成長していたかったのか、どんなことをできるようになりたかったのか、その本来の目的を忘れて追いつくことだけが目的になってしまうと、追いつけないことへの落胆は大きくなると思うんです。


だから追いつかなくてもいいんです。

いま自分がたどり着いた地点を確認し、なんのためにがんばっているのかを自問自答すればいいんです。

そうやっていつでもありたい自分を確認することが大切だと思います。


では今日はこの辺で。



自分も相手も大切に@おかちん


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