「いいからやれ」は通じません
「いいからやりなさい」
「とにかく言う通りにやれ」
「つべこべ言わずに手を動かせ」
「言い訳しないでさっさとやる」
・・・小さい頃よく叱られたなぁ(笑)
とにかく面倒くさがりで後回しにする性格だったので、周囲からよく注意されていました。
そのためか、こういう言葉が通じないことを身をもって理解しています。
こちらの言い分は一切受け入れないという枕詞がついているので、その時点でこちらも心をシャットアウトしちゃうんですよね。
心理学用語でいう「防衛(防衛機制)」が働いてしまうわけです。
とはいえ、言い訳自体も自分の身を守るための防衛の一種ですから、最初から防衛しているところにさらに追い打ちをかけてしまうわけです。
そのため、ますます心の扉は固く閉ざされてしまいます。
そして命令形の語尾・・・お願いではなく強要・強制です。
こちらに選択権・決定権がなく、言われた通りにしなければならないという苦しさが、言葉を聞いた時点で想像できてしまいます。
最初から苦しくて辛くて嫌々やらなければならないことに、気乗りなんてしないですよね。
そういう嫌な気持ちを増幅させる言葉が「~なさい」という命令形なのではないでしょうか。
では人を動かすためにはどのような言葉が適しているのでしょう?
その一つに「問いかけ」があるとわたしは考えます。
「後でやるのと、いますぐやるの、どっちがいい?」
「わたしのイメージだと、○○という方法がいいと思うけど・・・どう? 一緒にやってみない?」
「こうしてお話ししている時間にも手を動かしたら、結構効率的にできると思わない?」
「期限も迫ってるし・・・先に終わらせてからゆっくり話をするというのはどう?」
ちょっと強引ですが、いずれも最後を疑問形にして伝えています。さらに、いずれも決定権を相手に委ねるような問いかけになっています。強要・強制ではなくお願いの形をとっているとも言えます。
ですが、ちゃっかりと誘導していたり、心理的なハードルを下げるためのかかわりを織り交ぜたりと、やる気にさせるための仕掛けをかなり盛り込んでいますね(笑)
まぁ・・・「やる気スイッチを押してあげる」という感覚に近いかもしれません。
どういう伝え方にせよ、臨んでいるのは具体的な行動です。行動変容がなければ、伝える意味がないわけです。
だったら、「思わず動きたくなる」ようなかかわりが望ましいと思いませんか?
わたしだってイラっとすることはありますし、思わず命令口調で言いたくなることはあります。
でもそこは冷静に、本来の目的を考えて伝える手段を選択します。
その結果、わたしは比較的穏やかに相手がやる気になるような伝え方を好んで使うようになりました。
・・・とはいっても時々「おかちん(怒)」が出てしまうことも。それは、聖人君子ではなくただの人である証拠だと思うようにしています(笑)
あなたは普段、どんな伝え方をしていますか?
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