ブラームスと個人的な春の想念 クラリネットソナタ1番: 第2楽章&ピアノトリオ1番
ブラームスの曲には、秋風のような、どこか遠くから吹いてくるような優しい風を思い起こさせるものがたくさんあるような気がします。
この掲題の曲を春のようだと言ったら、皆さんは違和感をもたれるかもしれませんね。
ところで、、私事ではあるのですが、3年ほど大病を患ったことがあります。
無理に仕事にいって、早退してきた駅になびいていた春風と、希望に満ちた新緑がなぜかこの曲と結びついて思い出されます。
私の個人的な感傷はブラームスと結びついて、どうやら冬の曲調であっても自分の心の中に春風を吹かせるようです。
春はどんどんと進んでいきます。その速度は喜びを伴いながら、しかし桜があっという間に散ったりと、実の所どこか寂しさもたたえて居るような気がするのです。
そうはいっても、やはり春はうきうきするような、前向きな季節であることが本当でしょう。時には前向きになりたい時、ピアノトリオを聞きます。
新芽が芽吹いて春の山を新鮮な息吹で染め抜いていくような曲と言ったらよいでしょうか。
今日は物凄く主観的で個人的な散文になってしまいました。
何の資料もなしに、つらつらといろんな事を考えていたらいつの間にか書きあがっていました。
掲載するべきか迷いましたが、いつか振り返る時が来る、その日の為に個人的な思い出として残しておこうと思います。