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宮岡志衣
2019年6月15日 23:51
今のつらいは明日の幸せだと信じて生きて、足場は砂。食べるものも砂。人の形をした砂の眼に見られ、ざらつき水気のない時間を過ごしておりました。禍福は糾える縄の如し、という言葉通り、大きなワザワイは後にコウフクに転じると信じていたのです。遠い目で見れば言葉の表す通りなのかもしれませんが、縄の節は拳より膨れあがり不格好に編まれていきます。不揃いな縄に嫌気が差し、丁度節目に差したとき、まァ、なんと謂