明治 手作りで「推し」への愛を「推しの子」とコラボなど
年間キーワードとして、「『ハピネス』気持ちよくお金を使いたい」、「『ウェルネス』いつまでも『健康』でいたい」、「『コンビニエンス』日常の買い物・生活をもっと『便利に』したい」の三つを掲げる同社。今年は人流の活発化により、行楽や帰省時などパーティー需要の高まりを見込む。
これを受けて、持ち運びやすい「お出かけ菓子」をはじめ、祝い事などハレの日の催事向けに、チョコを用いた「お菓子パーティー」に適した製品の提案を強化する。
VDはZ世代を中心とした価値観の多様化を受け、自分の好きなチョコを手作りで楽しむ施策を主に展開する。
テーマは「#推しチョコバレンタイン」。テレビアニメ「推しの子」とのコラボキャンペーンでは、「チョコはとびきりの愛なんだよ」をキャッチコピーに特設サイトを開設。
登場人物・星野アイの「果汁グミ入りウサギフォンダンショコラ」など、各キャラクターの書き下ろしイラストや手作りレシピを公開している。
また、パティシエの小清水圭太氏とのコラボ作成で話題となった、明治のお菓子でつくる大きなお城を商品化。『子どものころ夢に見た、お菓子でつくる大きな大きなお城キット』(25万円相当)を限定5セット販売し、わずか一日で完売した。
ほか、多様な人が自分らしく楽しめるVDを目指して、『マーブルパウチダイバーシティパッケージ』(39g、OP)を数量限定で新発売。
「みんなの数だけ色がある。」など5種類のメッセージを配し、11色のプログレス・レインボーフラッグの色をイラストの中にちりばめた。
インバウンド需要には、多言語情報サイトの開設で積極的に対応。製品パッケージにQRコードや検索マークの「ブランドリンク」を掲載し、幅広く情報を提供する。
昨年からすでに、『アーモンドチョコレート抹茶』のパッケージなどにQRコードを掲載。海外でも人気の抹茶フレーバーを入り口に、多種多様な同社のお菓子の認知度を高める構えだ。
冬季限定チョコの定番『メルティーキッス』からは、初のピスタチオ味『メルティーキッス優雅に香るピスタチオ』(52g、OP)を数量限定で発売中。ピスタチオペーストを4%使用した、パティシエ・青木定治氏とのコラボ製品。エクアドル産カカオのフローラルな香りとピスタチオのコク深い味わいが楽しめる。