見出し画像

ラグノオささき アイテム全体に商品価値の最大化・可視化を図る

 ラグノオささきの5月末までの業績は、昨年同期とほぼ同水準で着地した。

 上半期最大の商機となる〝2024年弘前さくらまつり〟では、開花日の影響で歴代最長となる24日間の開催であったものの、「サクラの開花時期が早まったことで、季節商品を販売するタイミングが左右されてしまった。さくらまつりは行動規制なしでの開催であったが、これまで自粛期間を経験した消費者の購買意欲や来日外国人観光客のお土産需要に変化が感じられた」(担当者)と分析。

 消費者の節約志向やインバウンド効果に変化が垣間見られるなど、予測できない市場動向に悪戦苦闘した中にあって、ラグノオの絶対的エースである『パティシエのりんごスティック』をはじめ、和と洋のハイブリッド商品『いのち』などのリンゴ系商品が業績を支えた。

 一方、人員不足等で課題となっている生産体制の強化については、自社各店舗の発注システムを見直すほか、省人化ラインの取り組み、ОEMの推進などによる生産構造改革を行い、夏季に見込まれる帰省及び観光需要に向けた商品の安定供給に努めることで解決を図るとしている。

 商品開発については〝商品価値の最大化と可視化〟をコンセプトに〝派生型ブランディング〟に軸足を置き、「市場から見た商品価値で売価を決定する」としている。

 そこで、新たに登場したのは、ラグノオささきが「今夏の意欲作!」と銘を打つ『気になるポロショコラ』(6月18日発売、1個・税込250円)である。

気になるポロショコラ
気になるポロショコラ

 看板商品の濃厚チョコケーキ『ポロショコラ』にイチゴとブルーベリーのジャムを混ぜ込んで焼き上げたもので、1カットを丸ごとパイで包んで焼き上げ、ほんのり塩気を感じるパイとの絶妙なコンビネーションが楽しめるラグノオの得意技を生かした新商品となる。

 さらには、昨今の物流問題や商品ロス削減への取り組みともなるべく、アイスなどの冷凍食品の強化・拡大を図るとしている。

 今夏の推奨商品は『ポロショコラアイス』(1個・税込398円)。

ポロショコラアイス

 オリジナル配合の刻みチョコ入りチョコレートアイスに食べやすい大きさにカットした『ポロショコラ』をトッピングした濃厚ながらも滑らかでキレのある味わいが持ち味の商品である。

 ラグノオONLINESHOPでは、お中元やご進物向け商品として『ポロショコラアイスギフト』(11個入、税込・送料込5400円)を販売。

 本社1階のフラッグシップショップをはじめ、東北地区を中心に展開する60店舗以上の主戦場では、ボリューム陳列や2カ所陳列などで消費者目線での主力・推奨商品の可視化に取り組むとともに、消費者とのコミュニケーションを重視した対面販売を引き続き展開するとしている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?