『菓子食品新聞』チョコレート特集号2021ダイジェスト-芥川製菓
13ブランドの個性が競い合う強力ラインアップ
同社は誰もが知るチョコレート専業の老舗メーカーだ。東京・池袋の直営店やネットなどでしか、芥川チョコの品質の高さと美味しさを味わうことはできないが、それをひと口頬張ると初めて「本物の美味しさ」を知ることになる。年に数回行われるアウトレットセールに毎回、長蛇の列ができるのはその美味しさゆえだ。
ハロウィンでは昨年好評だった『HWゼリーセット』が今年も登場。ハロウィンのキャラクターと青リンゴやぶどうなどの秋の味覚が楽しめる。クリスマス向けでは今年『クリスマスロングパック』が新しい仲間に加わった。ツリー型のお洒落で綺麗な色の袋に30個(標準)の個包装されたチョコレートが詰まっている。
年末年始の目玉は『渋沢栄一ミニチョコ12』(写真①)。今年のNHK大河ドラマの主人公で次の1万円札の顔となる渋沢栄一の人気にあずかり、その新札をモチーフにしたミニサイズの板チョコ。図柄は1万円札だが、本体価格は1000円。12個入り。94g。
バレンタインは今回も特に力が入る。同社の持つ13のブランドは、それぞれが特徴的で個性を競い合う。紙面の都合ですべてを紹介しきれないが、注目製品をいくつか紹介しよう。
スタンダードシリーズの『ショコラソワール』(写真②)では人気のトリュフを強力にラインアップ。中でも『トリュフ12』(1200円)は、マカダミアナッツ、ジャンドゥヤ、塩キャラメル、ティラミスなど4種類のトリュフを詰め合わせた。ボリューム感たっぷりでお勧め。
優しい水彩タッチのフラワーシリーズ・プチペタルが新登場。ブーケタイプは400円とお手頃。気軽なプチギフトに最適だ。
ハイブランド『ホリオス』では『プチカカオ』(写真③)が新登場。トレンドのピスタチオとルビーを小さなカカオポッドの形に仕立てた。キャレと合わせて4種類の味が楽しめる無垢チョコのアソート。16個入りで1000円。
京都と神戸の老舗茶商の有名茶師・米田末弘氏監修による特別ブランド「放香堂」。お茶とチョコの絶妙なハーモニーが醸し出す美味しさは魅力たっぷり。『ほのか』は抹茶プラリネ、ホワイト&焙じ茶、ビター&抹茶の3つの美味しさを手軽に楽しめる。450円。
その他『ロゼデュマタン』や『エレナリーゼ』『西洋銀座』などのブランドも魅力的なバレンタインチョコレートを豊富に取り揃えている。すべての製品、ブランドに共通しているのは、創業以来のスピリットの「楽しい夢と贈る心」が詰まっていること。
「時代とともに変化する消費者の嗜好と要求を製品づくりに的確かつ素早く反映させるために、常に高感度なセンスと高度な生産技術を全力で磨き上げている。これからも多くの方々に豊かな笑顔を届けるべく美味しいチョコレートづくりに挑戦していく」(芥川昌義専務取締役)。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?